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環境に優しい新ブランド「anela」

日本のワイン文化を支える中で、大量のコルク栓が廃棄されている現実をふまえ、2010年に始まった「TOKYO CORK PROJECT」。このプロジェクトは、コルクを再資源化することを目指し、環境に優しいライフスタイルを促進しています。2023年10月、新ブランド「anela」が登場し、その革新的な製品ラインが先行発売されます。

再生コルクの重要性

東京では毎年、ワインボトルの消費が1億5000万本に及び、これに伴って大量のコルク栓が廃棄されています。これらのコルク栓は、実は素晴らしい資源であり、リサイクル可能です。「TOKYO CORK PROJECT」では、コルク栓の回収を行い、これを新たな製品に生まれ変わらせています。プロジェクトの立ち上げ以来、東京を中心に400店舗以上と提携し、315万点以上のコルクが集まってきました。

新ブランド「anela」の製品

anelaの製品は、廃棄された素材同士が融合し、再び人々のもとに届くという理念に基づいています。例えば、ペット用の「BUDDY BOWL」は再生コルクとリサイクル珪土から作られ、デザインには使い捨ての蛍光管を使用したガラスが採用されています。こちらはペットが快適に食事を取れるように工夫が施されており、チャームにはペットの名前も打刻可能です。

また、「BUDDY BED」は、再生コルク、廃棄デニム、再生ポリエステルを組み合わせたクッションベッドです。ペットの体にフィットする形状が特長で、洗えるカバーもついているため、衛生面にも配慮されています。

さらに、ワインを持ち運ぶ際に便利な「BOTTLE CARRY BAG」は、抜栓されたコルクがボトルを保護する役割を果たします。こちらも再生コルクと再生ポリエステルを使用し、環境への配慮を忘れません。

ポップアップショップ情報

anelaの新製品は、阪急うめだ本店で開催されるポップアップショップで先行販売されます。会期は2023年10月21日から11月10日までの約3週間。最大5つのブランドが集結し、環境に配慮したデザインや商品を提案します。会場では、コルク回収に関する情報や、製品の購入を通じてサステナブルな選択を促進する機会も提供されます。

未来への展望

TOKYO CORK PROJECTは、「循環可能なものを選ぶ」ことを多くの人々に広めることを目指しています。このプロジェクトは、エシカルでサステナブルな製品を作りたいと考える企業やメーカーと協力し、商品を開発していくことに力を入れています。将来的には、消費者が手に取る商品が再生資源であることが日常となる社会を目指しています。プロジェクトの理念に賛同する方々による、より豊かで持続可能なライフスタイルの実現が期待されます。

再生コルクを用いた新ブランド「anela」は、持続可能な社会を目指す上で重要な一歩となるでしょう。エコロジーとデザインを融合した新しい製品の数々が、私たちの生活を豊かにすることを願っています。

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