Web3.0を駆使した地域創生とアート教育の新しい形

Web3.0を駆使した「地域×アート×教育」の共創が進化中

香川県高松市に拠点を置く「共創DAO」と「専門学校穴吹デザインカレッジ」が連携し、地域創生とアート教育の新たなプログラムを発表しました。この取り組みは、ブロックチェーン技術を利用し、参加者の創造活動を記録・可視化することで、未来のクリエイターを育成することを目的としています。

アート体験プログラムの内容

男木島でのまねきねこアート体験

最初のプログラムは、男木島での「まねきねこアート体験」です。このプログラムでは、参加者が男木島の猫たちからインスピレーションを得て、世界に一つだけのまねきねこを制作します。制作された作品は、瀬戸内国際芸術祭の期間中に展示され、オリジナルの「所有証明書」が発行される仕組みです。

- 開催日: 2025年7月26日（土）
- 参加費: 2,500円／組
- 定員: 各グループ10組、計最大20名

ちいさなデザイナー体験

次に、津田漁港の海苔工場跡地で行われる「ちいさなデザイナー体験」も注目です。このプログラムでは、海を感じる素材を活かし透明なジッパーバッグを自分のデザインで装飾します。完成時には、特別な「1日学生証」が受け取れるため、子どもたちにとって特別な体験となることでしょう。

- 開催日: 8月2日、8月23日
- 参加費: 1,500円／組
- 各回: 90分

Web3.0技術の利活用

このプログラムは、Web3.0の「共創アプリ」を通じて参加を受け付けています。参加者はLINEで簡単に登録が可能で、Cardanoブロックチェーンに紐づけられた分散型IDが生成されます。これにより、地域貢献がデジタルとして記録され、参加証明を受け取ることができます。

また、参加者が得たポイントは、ブロックチェーン上で透明に管理され、個々の貢献が可視化されます。この新しい体験は、地域創生を促進するための強力なツールとなります。

関係者の声

「アート制作という楽しい体験が、改ざん不可能なデジタルの参加証明として記録されることは、自由研究としても価値があります」と共創DAOの共同創設者、河野友香さんは語ります。一方で、穴吹デザインカレッジの講師、中田忠志さんは、「デザインは地域や人とつながる手段です。学生たちがリアルな社会でブランディングやデザインの力を実感する機会です」と述べています。