沖縄県久米島町での障害者グループホーム設立に向けた取り組み
沖縄県の離島、久米島町において、障害者が安心して暮らせる環境を提供するための「障害者グループホーム」を開所するため、クラウドファンディングが開始されました。このプロジェクトは、地域における障害者福祉の充実を目指し、さまざまな特産品を返礼品として用意しています。
久米島の現状
久米島は沖縄本島から約100km離れ、人口は約7000人。美しい自然と伝統が息づくこの地は、独特のゆったりとした雰囲気が漂っています。しかし、過疎化が進行し、特に若い世代の人口減少が深刻な問題となっています。このような中、障害者のための生活支援体制が整っていないことが大きな課題です。
なぜ障害者グループホームが必要か
久米島町では、高齢者や障害を持つ方々が一緒に住むケースがよく見られます。しかし、親が高齢になってしまったり、亡くなったりした場合、障害を持つ方々が孤立してしまう危険があります。また、現役世代が介護と育児を両立することも非常に難しいため、福祉施設の必要性が高まる一方で、設立は進んでいない状況です。
現在、障害者グループホームは、障害区分が高い利用者は本島での受け入れができるものの、障害区分が低い場合は支援が受けにくいのが現実です。島内では、新しい障害者グループホームの設立が求められています。
クラウドファンディングの内容
今回のクラウドファンディングは、2024年4月1日の開所を目指しており、地域の皆様の協力により進められています。必要な資金は、主に改修工事や運営費用に充てられます。まずは基盤の強化を図り、その後、女性専用の寮も設ける予定です。
返礼品について
支援していただいた方には、地域特産のマンゴーや泡盛、海の幸などを返礼品として用意しています。また、寄付型では受領証を発行することも可能で、法人向けの寄付も歓迎しています。返礼品の発送は、2024年9月までに行われる予定です。
皆様へのお願い
私たち「一般社団法人潮風舎」は、障害者の日常生活を支援し、長期的な福祉インフラを構築していきたいと考えています。非営利型法人であるため、地域の参加やご寄付が不可欠です。皆様の温かいご支援を心よりお願い申し上げます。詳細については、
ReadyForのページをぜひご覧ください。
島の利用者や職員の生活を守り、持続可能な福祉の実現に向けて、地元の声を大切にしていきたいと考えています。皆様のご協力をぜひお願いいたします。