ソロ活の実態と人気のアクティビティ
LINEヤフー株式会社が実施した大規模な調査によると、約7割の人々が「ソロ活」を経験していることが明らかになりました。ソロ活とは、他者と一緒に行くのではなく、ひとりで自分の好きな活動を楽しむことを指します。この調査は、650万人以上のアクティブユーザーを対象に、スマートフォン専用プラットフォーム「LINEリサーチ」を通じて行われました。
人気のソロ活動ランキング
調べた結果、ソロ活動として一番多くの人が体験したのは「外食」で、次いで「映画館」や「温泉・銭湯・サウナ」が続く結果となりました。具体的には、外食を経験した人は約40%を超え、映画館が約30%、温泉や銭湯、サウナは20%以上の割合で利用されています。この結果から、ひとりで過ごすことに対する抵抗感が薄れていることがうかがえます。
一方で、ソロ活を実施しないと回答した人も約30%おり、特に10代の男性や40代から60代の女性において、その割合が高い傾向にあることも興味深いポイントです。
年代によるソロ活の傾向
年齢別で見ると、特に20代の人々はソロ活に積極的で、外食を楽しむ割合が高く、なんと50%前後に達しました。特に20代女性はこの傾向が顕著で、56%もの人がひとりで外食を楽しんでいることがわかります。10代では「カラオケ」が最も人気で、約30%に達しました。
このように、20代以下の層は様々なソロ活にチャンスを見出しており、ゲームセンターやカラオケといったコンパニオンがいる店舗でもソロでの楽しみを見つける傾向があります。一方、30代から50代の層では「国内旅行」など、より冒険的な活動も人気となりました。
男女別のソロ活の嗜好
興味深いのは、男女で見た場合のソロ活の嗜好の違いです。スポーツ観戦やゲームセンター、温泉などは男性が圧倒的に多い一方、ライブやフェス、美術館は女性に人気があり、特に20代から30代の女性で活発な傾向が見られました。これは、男女の趣味に異なる傾向があることを示唆しています。
外食の定番はファストフード
次に、ソロ活の中でも特に外食について詳しい調査も行われました。普段ひとりで外食する際に選ぶお店を尋ねたところ、ファストフードがトップの座を獲得。続いてラーメンやカフェなどがランクインしました。これに対する「ひとりで外食はしない」という回答は全体で20%強に上り、特に女性の方が高い傾向にありました。
男性はラーメンにおいてのソロ活が好まれるようで、50%以上がラーメン屋を訪れています。また女性はカフェやベーカリーを好む傾向があり、軽食を楽しむ方が多いことが分かります。このように、個々のライフスタイルに合ったソロ活動が各世代の特性を反映しています。
どのようにソロ活を楽しむか?
ソロ活には一人で行くからこその楽しみがたくさんあります。自分の好きなことをゆっくりと楽しむことができ、時間を気にすることなく、自分のペースで過ごすことができます。また、行動を決める際に他人の意見を気にする必要がないため、純粋に自分の趣向に従った自由な時間を楽しむことができます。
このように、ソロ活は今後ますます浸透していくと考えられます。自分だけの時間を大切にし、さまざまな楽しみ方を模索することが、新しいライフスタイルの一端を担っていくことでしょう。