イタリアの磁器展
2025-05-15 14:30:41

愛知県陶磁美術館で開催される特別展「イタリアの磁器」リチャード ジノリの魅力

イタリアの磁器展の魅力



愛知県陶磁美術館では、2025年5月17日から7月27日まで特別展「イタリアの磁器-リチャード ジノリのクラシックとモダン」が開催されます。この展覧会は、盛田昌夫氏から寄贈されたリチャード ジノリの貴重なコレクションの初公開を記念したもので、約190点の素晴らしい作品が展示されます。

リチャード ジノリの歴史



リチャード ジノリは1730年にイタリアのドッチァで創業され、その名はアートデザインだけでなく、陶磁器製造においても高く評価されています。ジノリの陶磁器は、王侯貴族に愛され、特にアール・デコ期にはジオ・ポンティのデザインによって新たな魅力を放っています。展示会では、創業者カルロ・ジノリから、彼の子孫に受け継がれた作品まで、歴代のテーブルウェアを楽しむことができます。

展示の見どころ



Ⅰ章: イタリアの磁器 ドッチァ窯


この章では、テーブルウェアが中心に展示され、特に明るい色調で描かれたディナープレートや、エジプト総督のためにデザインされた特別なプレートなどが目を引きます。1780年から1800年の間に作られたブーケと小花の模様のディナープレートは、当館のコレクション中でも特に貴重なものです。

Ⅱ章: リチャード ジノリの時代


1898年にリチャード ジノリという名前の陶磁器会社が設立された後、世界的な陶磁器メーカーとして成長しました。ここでは、リバティ・ベースや若干復刻された作品が展示され、時代の変遷を感じることができます。

Ⅲ章: アートディレクター ジオ・ポンティの世界


20世紀の建築とデザインの巨匠、ジオ・ポンティは1923年から1930年代にかけて多くの陶磁器デザインを手掛けました。本展でも彼が手掛けた作品の数々が紹介されており、特に四季をテーマにしたプレートは観覧者に強い印象を与えるでしょう。

Ⅳ章: ジノリの現在


2013年にはケンリン・グループの傘下に入り、リチャード ジノリは「GINORI 1735」として新たなスタートを切りました。この最先端のコレクションに触れられる機会は、陶磁器の未来を覗き見る素晴らしいチャンスです。

関連行事


展覧会期間中は記念講演会やギャラリートーク、さらには陶磁器製作体験講座も行われます。特に「陶磁を愛した建築家・ジオ・ポンティ」というテーマの講演は、ジノリやポンティの深い理解を得る絶好の機会です。

まとめ


特別展「イタリアの磁器-リチャード ジノリのクラシックとモダン」は、ただの陶磁器展ではなく、イタリアの文化や歴史を感じることができる特別な体験です。愛知県陶磁美術館でのこの貴重な機会をお見逃しなく!


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会社情報

会社名
愛知県陶磁美術館
住所
愛知県瀬戸市南山口町234
電話番号
0561-84-7474

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