鈴与シンワートが第一生命経済研究所に新CMSを導入

鈴与シンワート株式会社が第一生命経済研究所にエンタープライズ向けCMSを導入

鈴与シンワート株式会社が、株式会社第一生命経済研究所にエンタープライズ向けのコンテンツ管理システム（CMS）を導入しました。このシステムは、ユーザーエクスペリエンスの向上、ウェブサイトの訪問者数（PV）の増加、業務の効率化を目指して開発されました。

導入前の課題

導入前、第一生命経済研究所のウェブサイトはPDFのみの情報提供に依存しており、いくつかの問題を抱えていました。モバイル端末に対応していないため、スマートフォン利用者には不便であり、検索エンジン最適化（SEO）が不十分だったためPV数も低迷していました。また、メンテナンスを外部に委託していたことから、更新作業に時間がかかり、サイト内の情報検索性も悪化していました。さらに、PDF形式のため詳細なアクセス解析が行えず、ユーザーのサイト内での動きも把握できない状況でした。

導入の経緯

こうした課題を解決するため、2019年7月からCMS導入の検討を開始。社内でのデザインや機能の要件定義を進め、1年後の2020年7月から実際の開発に着手しました。そして、2021年4月には新しいCMSが本格的に稼働を始めました。

サービス選定のポイント

CMS選定においては、セキュリティポリシーからオープンソースのCMSを排除し、動的CMSと静的CMSのどちらにするかを慎重に検討しました。特に、レポートをカテゴリ別や著者別にリアルタイムで検索できる機能の実現が決定の大きな要因となりました。

新CMS導入後の効果

新しいCMSを導入してからおよそ4年半が経過した現在、PV数は導入前の約6倍に増加しました。また、ウェブサイトの認知度も高まり、スマートフォンからのアクセス増加に伴い、利用者層が広がっています。さらに、個々のレポートに対する詳細なアクセス分析が可能となり、投稿の迅速化や社内運用の内製化による作業効率も向上しました。

この結果、メディアからの取材依頼が増加し、TVやラジオ、動画配信への出演機会、さらには講演会の依頼も増えているなど、様々な面での露出拡大に繋がっています。