Jackeryが提唱する新たなポータブル電源基準、環境保護と安全性の向上を目指す

Jackeryが提唱する新たなポータブル電源基準

ポータブル電源とソーラーパネルのリーディングカンパニーJackery（ジャクリ）は、創立12周年を迎え、新たな基準を発表しました。この基準の目的は、環境保護の強化と製品の安全性を高めることにあります。特に、Jackery Solar Generatorと呼ばれるポータブル電源とソーラーパネルのセット製品に焦点を当てています。

環境保護と安全性に関する新基準

発表された基準は、サプライチェーン、製品性能、安全規定、環境適応性に関するさまざまな項目を網羅しています。設計や製造の段階で、国際水準に達した環境保護と安全基準を設定することで、利用者の多様なニーズに応えられる製品の提供を実現しています。これにより、業界全体の品質基準の向上を図り、消費者が信頼できる製品を選ぶための指針となることが期待されています。

近年、リチウムイオン蓄電池を利用したポータブル電源は、災害時やアウトドアでの使用が進み、一般消費者の間でも広く認知されています。MarketsandMarkets社の調査によると、2023年には5億米ドル、2028年には11億米ドルに達するという予測があり、年平均成長率（CAGR）は18.4%と、急速な市場拡大が見込まれています。日本国内においても、過去5年間で市場が倍増したことから、多くのメーカーが参入しています。

日本国内のポータブル電源の現状

ただし、日本ではポータブル電源が電気用品安全法の対象外とされ、そのため火災などのリスクが懸念されています。今後は経済産業省が公開する「ポータブル電源の安全性要求事項」に基づき、製造や輸入業者に対して安全対策の強化が求められることになるでしょう。このような背景を受け、Jackeryは設計から出荷に至る全プロセスにおいて基準を設けることで、製品品質の向上を図っていくことを使命としています。

Jackeryの取り組み

新たな基準には、「高水準の製造品質」、「製品の環境適応性試験」、「製品の安全性や環境保護」という三つの大きな柱があります。Jackeryでは自社工場や実験室で製品の保管条件や製造設備を厳しく管理し、業界最先端の生産ラインを設けています。さらに、電子組立製品において最高クラスの基準を満たすIPC-A-610 Class 3の認証を取得しています。

また、製品の安全性を高めるため、ポータブル電源には衝撃、落下、劣化、温度テストが行われ、ソーラーパネルも国際規格に基づいた防塵・防水試験を受けることが義務付けられています。これにより、様々な環境条件に適応できる製品を提供しています。

未来への期待

Jackeryは、新たなSolar Generatorの基準が業界全体に広がり、持続可能なエネルギーソリューションが各企業で普及することを期待しています。これからもJackeryは、世界各地のエネルギー問題の解決に向けて貢献していく所存です。私たちの目指すのは、すべての人に安全でクリーンなエネルギーを届けること。今後の展開にもご期待ください。

Jackeryについて

2012年にアメリカ・カリフォルニアで誕生したJackeryは、「グリーンエネルギーをあらゆる⼈に、あらゆる場所で提供する」というビジョンを掲げています。アウトドア用ポータブル電源や、ポータブルソーラーパネルなど、業界を牽引する製品を展開し、今なお日々進化を続けています。私たちは、冒険を楽しむ人々に、持続可能な方法で自然を満喫してもらえるよう努めていきます。と同時に、太陽光エネルギーの持つ無限の可能性を追求し、未来を切り拓いていきます。