「なっぷ」と「Payn」がキャンプ業界の課題解決へ業務提携を発表

業務提携の発表

キャンプ業界のキャンセルに関する問題を解決するために、キャンプ場検索・予約サイト「なっぷ」を運営する株式会社R.projectと、キャンセル料請求の自動化ツール「Payn」を提供するPayn株式会社が業務提携を発表しました。この提携により、キャンプ業界の課題解決を目指す新たな取り組みがスタートします。

背景と目的

「Payn」は、飲食店や宿泊施設、さらにはキャンプ場を含むあらゆる予約業態において、無断キャンセルやキャンセル料の請求・回収業務の負担を軽減することを目的としています。特に、キャンプ場業界は天候の影響を受けやすく、直前のキャンセルが多発しています。このような課題に対処するため、両社は協力して業務の自動化を進めることに決定しました。

業務提携の内容

今回の提携には、「Payn for なっぷ」と呼ばれる新機能が含まれており、これは「なっぷ」を利用するキャンプ場に対して提供されます。この機能は、キャンプ場が現地での決済を行った際に、キャンセル料を自動的に請求することが可能です。これにより、事業者は初期費用や月額費用なしに、請求業務を効率化することができます。

具体的には、予約時にクレジットカードで先に決済を済ませる方法や、キャンプ場側が決済を担当し、その費用をスムーズに回収できる仕組みが導入されます。これにより、予約数を最適化しつつ、キャンセル問題への対策を講じることが可能になります。

「なっぷ」とは

「なっぷ」は、日本国内で約5,200件のキャンプ場が掲載されており、年間2,000万人以上のキャンパーに利用されている、業界最大級のキャンプ場検索・予約サイトです。「なっぷ」は、キャンプ場の集客や予約管理をサポートするツールを提供しており、キャンプ場の経営においても大きな役割を果たしています。

両社のビジョン

株式会社R.projectは、キャンプ場の運営と活性化を通じて、アウトドア体験を多くの人々に届けることを目指しています。一方、Payn株式会社は、キャンセル料金の請求及び回収業務を効率化し、より円滑なサービス提供を可能にすることを目標としています。

この業務提携により、キャンプ場事業者は一層の生産性向上が期待でき、利用者側も安心して予約できる環境が整うことでしょう。両社が協力することで、キャンプ業界に新たな風を吹き込む契機となることが期待されます。

今後の展開に注目が集まる中、「なっぷ」と「Payn」の連携がどのように業界のキャンセル問題を改善していくのか、その効果を見守っていきたいと思います。