今年デビュー45周年を迎えた演歌歌手・松原のぶえが、7月8日(月)よる9時放送のBS日テレ「歌謡プレミアム」に出演することが決定した。番組では、デビュー曲「おんなの出船」や森昌子から歌い継ぐ「なみだの桟橋」などを熱唱する。
松原のぶえは、デビュー前、地元大分県から福岡県のタレント養成所に通っていた。高校卒業後、上京して歌手デビューが決まったが、母親が大反対。そんな時、北島三郎の事務所の専務をしていた北島の弟が、大分まで駆けつけ、母親を説得してくれたという。北島と顔がそっくりな弟を見た母親は「北島三郎がわざわざ来てくれた!」と勘違いし、上京を許したという。こうして松原のぶえは歌手になることができた。
松原のぶえが憧れていた歌手の1人が森昌子。森昌子の数多い名曲の中でも、特に衝撃を受けたのが「なみだの桟橋」だ。森昌子が一度歌手を引退した際、この歌を聴ける機会がなくなってしまうことを惜しんだ松原のぶえは、「私に歌い継がせてほしい」と森昌子本人へ直談判。森昌子から「あなたの“なみだの桟橋”にしてくれるなら」と、歌い継ぐことを許されたという。
さらに、以前「歌謡プレミアム」で森昌子の「愛傷歌」を歌った際、それを観ていた森昌子本人から、着物のお太鼓をプレゼントされたというエピソードも披露する。
松原のぶえは、子どもの頃から美空ひばりの曲をよく歌っていたという。しかし、歌手になってからは、美空ひばりの曲が恐れ多くて歌えなかった。そんな松原のぶえが、デビュー10年目の年に日本レコード大賞に設けられた「美空ひばり賞」の第一回受賞者となった。「私もひばり先輩の曲を歌っていいんだ」と思ったという松原のぶえは、今回、美空ひばりの名曲「哀愁波止場」をテレビ初披露する。
「歌謡プレミアム」は、日本独特の「歌謡曲」の魅力を再発見できる番組。懐かしのヒット曲はもちろん、実力派の歌手たちが集結し、クオリティの高い音楽番組となっている。