小峰無線電機、L6信号対応GNSSユニットの登場
小峰無線電機株式会社は、神奈川県川崎市に拠点を置く企業で、特に無線技術に強みを持つことで知られています。このたび、同社はL6信号に対応した新しい受信チップとアンテナの一体型GNSSユニット、「RJCLAS-L6」と「RJFD9P-L6」の受注を2024年12月6日から 시작します。量産販売は2025年1月6日から開始される予定です。
L6信号の重要性
日本独自のGNSS衛星である「みちびき」によって発信されるL6信号は、センチメートル級の高精度な測位が可能です。この技術は、特に測量やデジタルと物理的工事を組み合わせた情報化施工、さらにはIT農業などの分野においてその効果が期待されます。2026年からは、みちびきの運用機体数が増加することが見込まれており、その効果をより一層引き出すことができるでしょう。
「RJシリーズ」の特長
「RJシリーズ」は、受信チップとアンテナが一体となったシンプルで使いやすいGNSSユニットです。これにより、USBケーブルを通してPCに接続し、データを簡単に確認することができます。すでにL1およびL2信号に対応した「RJF9P2」も展開されていますが、今回新たに開発された「RJCLAS-L6」と「RJFD9P-L6」はL6信号にも対応しています。
各ユニットの詳細
- - RJCLAS-L6: Septentrio社製のmosaic-CLASを使用し、NMEA0183、RTCM(2.x、3.x)など多様な出力方式に対応。内蔵の32GB microSDカードにデータを保存可能で、Rxtoolsを使用してデータを抽出できます。
- - RJFD9P-L6: ublox社製のZED-F9PとZED-D9Cを搭載し、UBXおよびNMEA0183、RTCM3.3に対応。これにより、精度の高いデータの取り扱いが可能です。
日本のニーズに応える設計
これらのGNSSユニットは、日本国内での電波利用状況を意識して設計されており、LTE帯域(1.5GHz帯)周辺のノイズをしっかりとキャンセリングする機能が組み込まれています。さらに、小型で軽量なデザインが特徴であり、現場での取り扱いのしやすさを実現しています。
まとめ
小峰無線電機は、2025年の量産販売に向けた受注を12月からスタートするこの新しいGNSSユニットを通じて、位置測位技術のさらなる進化を目指しています。ぜひこの機会に、興味がある方はお問い合わせをされてはいかがでしょうか。詳細は公式ウェブサイトで確認できます。
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会社概要
- - 会社名: 小峰無線電機株式会社
- - 所在地: 神奈川県川崎市高津区溝口3-8-7 第一鈴勝ビル5階
- - 代表者: 代表取締役社長 加藤 健太
- - 設立: 1967年(昭和42年)5月
- - URL: http://www.kominemusen.co.jp/
- - 事業内容: アンテナ事業、高周波関連事業、ケーブルアセンブリ事業
小峰無線電機の新しい製品が、今後の技術革新にどのように寄与するか、目が離せません。