革新透析治療技術
2021-07-01 10:00:15
北里大学発 スタートアップが透析治療の未来を切り開く革新技術を発表
透析治療を革新するPhysiologasの挑戦
北里大学発の医療スタートアップ、株式会社Physiologas Technologiesが、透析治療の未来を切り開く革新技術を展開しています。特に注目すべきは、同社が開発する在宅透析装置であり、これにより患者のQOL(生活の質)が大きく向上することが期待されています。
1. Physiologasの誕生背景
Physiologasは、小久保謙一准教授の研究成果を基に設立されました。彼の研究は、透析装置や心筋梗塞の治療装置の開発を目指しており、そのビジョンに賛同する仲間たちによってこのスタートアップが誕生しました。治療の選択肢を広げるため、多様な医療デバイスの開発に取り組んでいます。
2. シードラウンド資金調達の成功
最近、Physiologasはシードラウンド資金調達を完了しました。この資金は、ガス供給デバイスと小型透析装置のプロトタイプ開発に利用され、在宅治療に向けた機器が実現に近づいています。これにより、多くの患者が自宅で快適な治療を受けることが可能になります。
3. 在宅透析の現状と課題
現在、在宅透析は技術的なハードルや高額なコストのため、広く普及していませんが、Physiologasはこの問題の解決に挑んでいます。現在の主流である大型装置の持ち込みや、医療従事者の介助が必要な状況を打破し、患者が自立した治療を受けられるようなシステムの構築を目指しています。
4. 未来へのビジョン
代表取締役の宮脇一嘉氏は、「我々の技術は、透析治療を受ける患者やその家族の生活環境を大きく改善へ導くものです」と述べています。さらに、海外の患者に対してもサービスの提供を計画しており、グローバルな視点での成長を目指しています。
その中で、家族や医療従事者からのサポートのもと、透析治療の負担を軽減し、より自由な生活を実現することが目指されています。
5. 投資家からの期待と支援
今回のシードラウンドに参加した投資家からも、高い期待が寄せられています。グリーンコア株式会社の本庄竜介氏は、患者の自由な生活を実現するソリューションへの投資に喜びを表し、今後の支援を約束しました。また、ケイエスピーの黒田智生氏も、川崎市と連携した支援プログラムでの成功を称賛し、さらなる協力を約束しています。
6. 会社概要
Physiologasの公式ウェブサイトでは、さらなる情報が提供されています。これからも、医療分野におけるイノベーションを推進し、多くの患者の助けになる技術を開発し続けることでしょう。
私たちの未来には、Physiologasによって実現される在宅透析の普及とともに、患者のQOLの向上が待っています。信頼と透明性を兼ね備えた新たな医療の一歩を進めることを期待しましょう。
会社情報
- 会社名
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フィジオロガス・テクノロジーズ株式会社
- 住所
- 神奈川県相模原市南区北里1-15-1北里大学内
- 電話番号
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042-711-9320