バリュエンス、マルタン・マルジェラの「Graffiti Tabi」を落札
2026年7月9日、バリュエンスジャパン株式会社はフランス・パリで開催されたオークションで、ファッションデザイナーのマルタン・マルジェラ氏が自身の手で保管してきた特別な作品「Graffiti Tabi」を落札しました。この作品は、なんと約6,800万円という高額で落札され、オークションでも最高額を記録しました。
「Graffiti Tabi」とは、1991年にパリのガリエラ宮で行われた展覧会「The World According to Its Creators」において展示されていた作品で、来場者が白いTabiブーツに自由にメッセージを書き込むことで完成した一点物のアートピースです。この独特なプロセスにより、購入者はただの靴ではなく、来場者の想いをそのまま受け込んだ歴史あるアイテムを手に入れることになりました。
バリュエンスグループは、近年「Circular Design Company」として、リユースを通じて持続可能な未来を目指し、出品されたブランド品の背景にある歴史や文化、そして作り手の想いを大切にしています。マルタン・マルジェラ氏はその革新的なデザインと独自の発想で、ファッション界に多大な影響を与えてきた人物ですが、「Graffiti Tabi」もまた、その象徴的な作品の一部です。
このアイテムの取得は、昨年に続く「オリジナル・バーキン」の取得に続くもので、バリュエンスグループはマルタン・マルジェラの創作の軌跡や、その背景にある文化を未来へ受け継ぐことを目指しています。 昨年のコメントを引用し、代表取締役の嵜本晋輔氏は、「ブランド品は単に物質的な存在ではなく、その背後にある文化や歴史を持つ価値があります。この新しい作品を展示し、ストーリーを広めていくことが重要です」と述べています。
今後、バリュエンスは「Graffiti Tabi」の一般公開も予定していますが、具体的な展示場所や内容については、詳細が決まり次第発表されるとのことです。この特別な作品は、多くの人々にその魅力と背後にある歴史を伝える絶好の機会となるでしょう。
バリュエンスジャパン株式会社は2019年に設立され、東京都港区を本社とし、ブランド品や宝石の買取・販売を行っています。この会社は、東証グロース市場に上場しているバリュエンスホールディングス株式会社のグループ企業で、証券コードは9270です。今後も、エコや持続可能性の観点から、ファッションとアートの価値を次世代に繋げていく活動を続けることでしょう。
多くのファッション愛好者やアート収集家にとって、今回のオークションでの結果は大きな話題となり、バリュエンスがどのように「Graffiti Tabi」を活用し、そのストーリーを広めていくのか、今後の動向が注目です。