参加型裁判演劇再演
2023-07-25 10:30:02
観客が裁判員に!新しい裁判演劇「極刑」が再演決定
ギリギリに迫る裁判のリアル
観客が裁判員となり、犯罪者を裁くという新しい形の演劇「極刑」がこの秋、再演されることが決まりました。この演劇は、日本初の参加型裁判演劇であり、観客が実際に裁判の進行に関与するユニークな体験を提供します。
参加型裁判演劇とは?
この演劇は、観客が「裁判員候補者」としてルーレットで選ばれるところから始まります。選ばれた裁判員は、裁判官と共に被告人や証人との質疑応答を行い、審理が終わった後には別室で評議を行い、判決を下します。そして、選ばれなかった観客も、会場内のネットを通じて質問や意見を共有し、評決を投票することができます。これにより、毎回異なる判決がもたらされるという動的なシステムが生まれています。
前回公演からの反響
前回の公演に参加した観客からは、真剣な感情が溢れ出ていました。「死刑や命について真剣に向き合う時間だった」や「人が人を裁くことの責任の重さを感じた」という声が寄せられています。他にも、「リアルな裁判体験をもっと多くの人にしてほしい」といった意見もありました。
ストーリーの概要
今回の演劇のストーリーは、東京の墨田区を舞台にした強盗殺人事件を基にしています。被告人の佐瀬研一は、かつての職場で経営者に借金を申し込むも拒絶され、金銭を盗むために事務所に侵入します。そこで犯罪が発生し、彼は2人を刺し殺して逃走します。今回のテーマは、「あなたならこの事件をどう裁くか?」という問い掛けです。
公演情報
「極刑」は、2023年9月15日と16日に東京ウィメンズプラザで開催されます。各日の公演前には開場が30分前に設定されており、チケットは一般が4000円、学生が3000円から購入可能です。
主催団体「リーガルパーク」
この公演は一般社団法人リーガルパークが主催しています。この団体は法教育とその意義について啓発活動を行っており、全国の学校で模擬裁判などの法教育授業を展開しています。参加型裁判演劇を通じて、多くの人に法の重要性を伝え、教育に貢献しているのです。
多くの人々にとって、このような裁判体験は特別な機会となり、法律への理解を深める良いきっかけとなります。今後の「極刑」に期待が寄せられています。
会社情報
- 会社名
-
一般社団法人リーガルパーク
- 住所
- 東京都渋谷区東3丁目25番3号203号室
- 電話番号
-
03-6408-0616