日本の書評サイト「読書メーター」が発表した「読書メーター OF THE YEAR 2024-2025」において、宮島未奈さんの最新作『成瀬は信じた道をいく』が見事に第一位に輝きました。このランキングは、2023年10月から2024年9月までの間に出版された本を対象に、多くのユーザーからのレビューや登録数をもとに選ばれるもので、非常に権威あるものとされています。
この素晴らしい結果は、昨年の別の作品『成瀬が天下を取りにいく』での受賞に続くもので、宮島さんは「読書メーター OF THE YEAR」の歴史において連続受賞を果たす初の著者となりました。この快挙は、彼女の作品が多くの読者に支持されている証と言えるでしょう。
特設サイトでは、ランキングの詳細や他のノミネートされた作品も紹介されていますので、興味がある方はぜひ確認してみてください。特設サイトへのリンクもこのニュースの末尾に記載されています。
読書メーター OF THE YEAR とは
「読書メーター OF THE YEAR」は、国内最大級の本のレビュー投稿サイトである「読書メーター」が毎年発表する年間ランキングです。今年も170万件以上のレビューから選ばれたノミネート20作品の中から、ユーザーの投票によってTOP10が決定します。大賞を受賞した作品の著者には、10万円分のBOOK☆WALKERコインが贈呈されるなど、その意義は大きいです。
このランキング企画は2001年から行われており、2018年から独立した形で「読書メーター」のサイト上で発表されています。読者の意見をより反映させるべく、昨年からはTOP10をユーザーの投票で決める形式に変わっています。
宮島未奈さんの受賞コメント
受賞に際し、宮島さんは「成瀬は天下を取りにいく」に続く2年連続の受賞に対し、夢のように嬉しいとコメントしています。また、成瀬というキャラクターのおかげで得た運命的な出会いや経験についても触れ、特に先日訪れた京都の哲学の道で得た詩の教えを引用し、今後も彼女の道を信じて進んでいく決意を新たにしています。
宮島未奈とは
宮島未奈さんは1983年に静岡県富士市で生まれ、現在は滋賀県大津市に在住しています。京都大学の文学部を卒業した後、2021年にはデビュー作「ありがとう西武大津店」で数々の文学賞を受賞。続く作品の中でも数々の輝かしい受賞歴を持ち、現在までにシリーズ累計で95万部以上売り上げています。今年の10月には初の長編小説『婚活マエストロ』も発表予定です。
書誌情報
タイトル: 成瀬は信じた道をいく
著者: 宮島未奈
発売日: 2024年1月24日
定価: 1,760円(税込)
ISBN: 978-4-10-354952-9
内容: 成瀬の人生を描く5篇の物語が交差し、さまざまな人々との関わりが描かれています。この本もまた、多くの読者に愛される作品となることでしょう。
受賞を祝しながら、今後の創作活動も楽しみにしたいですね。さらなる活躍を期待したい宮島未奈さんの作品にぜひご注目ください。