業界初！評価アプリ導入の個別指導塾「Pletz」が開校

東京都杉並区の富士見ヶ丘に、新しい形の個別指導塾「Pletz」が開校しました。この塾は、塾業界に革新をもたらす特筆すべき三つのシステムを導入しています。それは、講師と保護者をつなぐ評価システム、アルバイト講師の報酬設定制度、そして生徒と講師の特徴に基づいたマッチングシステムです。

講師と保護者を結ぶ評価システム

Pletzの最大の特徴は、講師と保護者が直接コミュニケーションを取り、授業に対する評価を行えるWEBアプリケーションです。このアプリを通じて、保護者は授業レポートや生徒の反応を参考に、担当講師を５段階で評価できるようになっています。この新たなシステムにより、サービス提供者と利用者間の距離が大きく縮まりました。

実際、保護者からは「講師を直接評価できる安心感がある」と好評を得ています。これにより、授業の質も向上し、講師の評価を基にしたサポートが可能となっています。

アルバイトの働き方を変える報酬設定制度

Pletzでは、アルバイト講師が自身の授業単価を自由に設定できる仕組みを取り入れました。従来の塾では決まった時給で働くのが一般的でしたが、Pletzでは講師が自己評価を基に給料を調整することができるため、モチベーションを高めやすくなっています。この制度により、講師の士気が向上し、着任時から東京大学の卒業生を含む15名以上の講師が応募するという好評を得ています。

生徒と講師の最適なマッチングシステム

さらに、Pletzは生徒を講師に最適にマッチングするためのシステムも導入しました。事前に登録された講師の特徴と生徒の特性をシステムに入力することで、生徒の苦手科目や講師の得意分野といった情報をもとに最適な組み合わせを導き出します。このマッチングによって、生徒は自身に合った講師と学ぶことができ、学習効果が大いに期待できます。

Pletz開設の背景と今後の展望

Pletzの開設には、個別指導塾の業界における構造的な問題を解決しようとする強い思いがあります。従来の塾では賃金の未払い問題や人材不足、そして高い離職率が目立ちます。代表の栗山さんはかつて個別指導塾に勤務していた際に、講師への待遇や生徒対応の杜撰さに直面し、これを改善する必要性を痛感しました。

Pletzは、講師が自らの単価を設定することで士気を高め、保護者が安心して講師に授業を任せられる新しい仕組みを目指しています。すべての関係者が満足できる「三方よし」の個別指導塾を実現するために、引き続きITを駆使した取り組みを継続していく方針です。