クロードと一緒に
2019-03-28 16:16:41
「Being at home with Claude」で体験する新たな演劇の世界
カナダの劇作家、ルネ=ダニエル・デュボワによる戯曲「Being at home with Claude〜クロードと一緒に〜」が、日本で再び注目を集めています。この作品は、2014年にZu々プロデュースによって日本初演が行われ、その後も様々な形で 上演を重ねてきました。
最初の公演は青山円形劇場で行われ、ダブルキャストでの主演は相馬圭祐さんと稲葉友さんが務めました。2015年にはシアタートラムにて、主演の松田凌さんがキャストの「刑事」と「速記者」を交互に演じるスウィッチキャスティング形式での再演が注目されました。そして2016年には新国立劇場小劇場で、映像と生演奏を融合させたLecture-Spectacle<読み聞かせ>として上演され、再び松田凌さんが主役「彼」を演じるなど、常に新しい試みに挑戦してきた作品です。
この度、4回目の上演では、小早川俊輔さんが新たな「彼」として登場します。また、松田凌さんとのダブルキャストという形で、初演から関わってきた演出家の田尾下哲さんと保科由里子さんが率いるCyan(シアン)とBlanc(ブラン)の2つのチームで上演されることが決定しました。この新しい組み合わせが、どのように作品に新たな色を加えるのか、期待が高まります。
公演は2019年4月13日(土)から28日(日)まで、横浜赤レンガ倉庫1号館の3Fホールにて行われます。会場は、公益財団法人横浜市芸術文化振興財団と共催しており、カナダ大使館およびケベック州政府在日事務所が後援に関わっています。このような国際的なつながりが、さらに作品の深みを増していると感じます。
しかし、注意が必要なのは、15歳未満の方には入場ができない点です。映画のR-15と同程度のセクシュアルな表現が含まれているため、この制限が設けられています。
チケットは一般8300円、学生用は3900円という価格設定で、公式サイトや各種チケットサイトで購入できます。また、プレビュー公演も設定されており、特に稽古の総仕上げとして行われる有料の公開ゲネプロも見逃せません。
この作品がどのように観客に受け止められるのか、そして、新しいキャストと共にどのような演出が展開されるのか、想像するだけでワクワクします。「Being at home with Claude」は、演劇ファン必見のイベントとなること間違いなしです。ぜひ足を運んで、新たな演劇の世界を体験してみてはいかがでしょうか。
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