フェンダー、韓国の音楽市場に進出
2023年、フェンダー ミュージカル インストゥルメンツ コーポレーション(FMIC)は、韓国に「Fender Music Korea」を設立しました。この新たな現地法人は、Fender、Fender Custom Shop、Squier、Gretsch、EVH、Charvel、Jacksonといったブランドの正規販売を行う100%出資の子会社です。
韓国での独占販売元
Fender Music Koreaは、2025年10月1日から韓国国内でのFMIC製品の独占販売を開始します。この発表に伴い、ゼネラルマネージャーにはジャック・キムが就任し、アジアパシフィック統括の代表取締役社長エドワード・バド・コールの下で事業を推進します。
「韓国は世界で最も活気に満ちた刺激的な音楽市場です。Fender Music Koreaは、ミュージシャンやリテーラーとの関係を深め、グローバルなプレゼンスを強化する一歩となるでしょう」とFMICのCEO、アンディ・ムーニーは語ります。
音楽文化の発展に寄与
Fender Music Koreaの設立は、韓国の音楽文化の発展に寄与することを目指しています。エドワード・バド・コールは、FMICのブランドを発展させてくれた既存パートナー(Guitarnet社、PK International社)に感謝の意を示し、さらなる成長を目指す決意を表明しました。両CEOも今後の成長に期待を寄せています。
GuitarnetのCEO、ジョン・パクは「Fender Music Koreaが、品質と革新性に満ちた製品とサポートを韓国のミュージシャンに提供することを信じています」と述べ、PK International Inc.のウィリアム・パクは「花開かせたパートナーシップを基盤に、Fender Music Koreaが音楽市場の成長を牽引することを期待しています」と話しました。
これからの展開
新法人は、FMIC各ブランドへのアクセスを提供し、マーケティング、カスタマーサービス、アーティストサポートに努め、包括的な事業運営を進めます。これにより、音楽とカルチャーにおいて、韓国市場での影響力を高めることを目指します。すべてのプレイヤーの音楽の旅路をサポートし、革新を続けることがFenderの使命です。
Fender Music Koreaは、販売店や消費者とのスムーズな移行を重視し、2025年からの業務引き継ぎを円滑に進める考えです。ジャック・キムは、この機会を通じて「パートナーシップを強化し、韓国市場に特別な価値を提供することを楽しみにしています」とコメントしました。
フェンダーの歴史と未来
1946年創業のフェンダーは、卓越した楽器メーカーとして音楽文化への貢献を続けてきました。FMICはさまざまなブランドを持ち、最高品質の楽器やデジタル体験を提供しています。これまで音楽の場でのあらゆるプレイヤーに寄り添ってきた実績があり、75周年を迎えた今もなお、そのビジョンを引き継いでいます。
今回のFender Music Koreaの設立は、韓国市場でのさらなる展開を示す重要なステップとなります。音楽の未来を担うミュージシャンたちにとって、フェンダーの存在はますます重要なものとなるでしょう。