公立学校改革の真実
2025-05-14 10:07:01

公立学校改革の実態:元校長が語る教育の未来と挑戦

公立学校改革の実態:元校長の挑戦



教育現場が抱える問題は、少子化、教員不足、不登校、そして過重労働など、今や山積みとなっています。そんな中で、学校は本当に変えられるのか?その問いに対する答えを示すために、元公立小学校校長で心理師でもある大賀重樹氏が、オンラインセミナー『公立小学校も変われる』を開催します。本稿では、このセミナーの見どころや背景、そして大賀氏が実践した改革の内容について詳しくご紹介します。

セミナーの背景と目的



日本の公教育が直面する課題は、多岐にわたります。授業の質の確保や教員の育成、過労死問題など、これらは現場の教員だけでなく、教育に関わる全ての人々に影響を及ぼしています。そこで、大賀氏は自身の経験をもとに、教育現場でどのように改革を進めていったのかを方法論について具体的に語ります。彼の取り組みは、現場主導での改革によって実現したものであり、参加者にとって非常に参考になることでしょう。

セミナーの内容



セミナーでは、大賀氏が校長として行った改革を、以下の4つの観点から紹介します。

【なくす】



  • - 形式化されていた「研究集録」「学校文集」、さらには「毎日15分のモジュール授業」を廃止しました。これは教育活動の本質に立ち返り、教職員と生徒の負担を軽減するための重要なステップです。

【へらす】



  • - 清掃の回数を週に3回に削減し、授業時数を1コマ減少させ、通知表の所見記入は年度末の総合所見のみに限定しました。また「休日勤務振替券」を導入し、長時間労働の是正にも取り組みました。

【うつす】



  • - 登下校指導をPTAや地域に移行し、学校便りは印刷からメール配信に変更しました。さらに校内研究を学年別から「全校見せ合い授業」へと移行することで、教員のリソースを本質的な教育活動へと再分配しています。

【ふやす】



  • - 第2図書館や校内フリースクールを設置し、月に1回の午前下校を実施することで研修機会を増やしました。さらに留守番電話の導入や下校時刻の前倒しにより、週170分の放課後の時間を取り戻しました。

これらの施策は「前年踏襲」からの脱却を図り、現場主導で学校を再設計することによって実現されたものです。大賀氏の取り組みには、学校が変わる可能性を感じさせる要素が満載です。

まとめ



このセミナーは、教育現場で本当に変化を望む教員や関係者に向けた内容であり、改革を実現するための具体的な方法論を共有します。また、一般の方にも教育への関心を深めていただける良い機会となるでしょう。みなさんもこの機会に、新たな視点で教育と向き合ってみてはいかがでしょうか。

セミナー詳細


  • - 開催日:2025年5月31日(土)
  • - 時間:20:00〜21:00
  • - 形式:Zoomによるオンライン開催
  • - 参加費:2,200円(早期申込割引あり)
  • - 申込方法Peatixイベントページよりお申し込みください。

今回のセミナーは、特に教育関係者にとって有意義なものとなるでしょう。大賀氏がこれまでに得た実践経験をもとに、現代の教育に必要な改革の道筋が明らかになることを期待しています。


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会社情報

会社名
株式会社NIJIN
住所
東京都江東区常盤二丁目5番5号
電話番号

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