株式会社Receptが提供するプロビイがデジタル証明書の管理ポータルを開始

株式会社Receptが新サービス「proovy」を発表

DID（Decentralized Identifier）やVC（Verifiable Credentials）の技術を駆使するベンチャー企業、株式会社Recept（本社：東京都渋谷区）が、デジタル証明書の管理ポータル「proovy」を発表しました。この新しい取り組みは、事業者が自身でデジタル証明書の発行と管理を行うことができる便利なプラットフォームです。

デジタル証明書技術の重要性

インターネット上における個人のアイデンティティや属性の管理は、ますます重要なテーマとなっています。VCは、信頼できる方法で個人の属性を証明できるデジタル証明書として利用され、モバイル運転免許証やCOVID-19ワクチン接種証明書など、さまざまな場面で活用されています。VCの技術は、個人が自身の情報を安全に管理し、必要に応じて提示できる仕組みを提供します。

proovyの機能と利便性

「proovy」では、以下のような機能が備わっています：

- 証明書の発行：CSVによる一括発行が可能で、効率的に証明書を作成できます。
- 証明書の失効：必要に応じて証明書を無効化し、最新の情報管理を行います。
- 発行予定の証明書のスキーマ定義：必要な証明書をきちんと定義して管理。
- プッシュ通知機能：証明書保有者に対して直接お知らせできます。
- メール通知機能：証明書保有者のメールアドレスが管理されている場合、メール通知も可能です。
- 証明書の受け取り状況を確認可能：保有者が証明書を受け取っているかどうか、リアルタイムで把握できます。

これらの機能により、事業者は管理業務をスムーズに行うことができ、特に教育機関や企業において大きなメリットを提供します。

ユースケースの一例

「proovy」の導入により、さまざまなユースケースが可能になります。例えば、デジタル学生証を生徒に発行することができ、万が一スマートフォンを紛失しても、インターネットを通じて対応し、旧学生証のデータは失効するため二重発行のリスクを防ぎます。また、オンライン講義や試験を受講した生徒に自動でデジタル証明書を発行する機能もあり、効率的な運用を支援します。さらに、証明書には定期的な更新が求められるものもありますが、proovyでは取得者に対してプッシュ通知を送ることで、更新を促す仕組みも整えています。

今後の展望

株式会社Receptは今後も機能の拡充を計画しており、事業者にとってより使いやすいサービスを目指します。すでにアジアでのEBSI国際認証取得を達成しており、業界の先駆者としての地位を確立しています。

お問い合わせ先

このサービスに関する詳細や導入については、株式会社Receptの公式サイトからのお問合せが可能です。興味がある事業者の方々はぜひご確認ください。

会社概要：株式会社Recept 代表取締役：中瀬将健本社：東京都渋谷区道玄坂1丁目10番8号 URL：https://recept.earth

新たなデジタル証明書管理の時代が始まろうとしています。今後の「proovy」の展開に、ぜひご注目ください。