地域に根ざした要介護者のための新しい送迎サービス「おちゃまるタクシー」の始動

藤枝市にて、新たに要介護者の通院を支援する送迎サービス「おちゃまるタクシー」がスタートします。この施策は，地域住民と共に介護タクシーの不足を補うために立ち上げられ、社会福祉法人と連携した「福祉有償運送」によって実施されます。サービスの開始を記念した出発式が、2024年1月24日に開催されます。

サービスの背景

介護が必要な方々の通院に伴う移動問題は、近年、特に深刻化しています。淡々としたコミュニティの中で、自宅から通院するための交通手段がなくなることは、要介護者にとって大きな不安をもたらしています。そこで、「おちゃまるタクシー」がその解決の一助となることを目指します。

「おちゃまるタクシー」の特色

この新サービスは、藤枝市内で唯一、社会福祉法人と地域の住民、市の協力のもとに行われる「福祉有償運送」に該当します。地域の方が運転や乗降の支援を行うため、要介護者にも安心して利用いただける仕組みを構築しました。
また、これにより、要介護者が日常生活をより充実させる手助けを行うことが期待されています。

愛称の由来

「おちゃまるタクシー」の愛称は、地域の特産品である“お茶”をモチーフにしており、利用者が通院することで、地域の健康と笑顔を守りたいという願いが込められています。地域全体が“円満”であることが、このサービスの最大の特徴と言えるでしょう。

出発式詳細

出発式は1月24日（金）午後1時15分から1時45分まで、藤枝市民会館会議室２・３にて行われます。式典には、関係者として社会福祉法人三愛会の理事長や、特別養護老人ホーム開寿園の施設長、運転・乗降支援を行うサポーター、利用者の方々が出席します。

式典では、前述の自治体への自家用有償旅客運送登録証の交付、マグネットシートの貼付と共に、運行開始に向けたデモ走行が行われる予定です。このイベントは、要介護者らの生活を支える新たな一歩を祝う重要な場となります。