世界の暮らしをVRで体験しよう!
近年、技術の進化により、私たちの暮らしに新しい可能性がもたらされています。その中でも、バーチャルリアリティ(VR)技術は、特に教育や社会課題に対する理解を深めるための強力なツールとして注目されています。そんな中、東京に本拠地を置くNPO法人クロスフィールズと大阪府の大阪大学社会ソリューションイニシアティブ(SSI)が、共同で「世界の暮らしを体感できるVRシアタープログラム」を開発しました。このプログラムは、大阪大学中之島センターの「いのち共感ひろば」で体験可能です。
プログラムの目的
本プログラムの背後には、「命を大切にし、一人一人が輝く社会」というビジョンがあります。大阪大学SSIが掲げるこのビジョンを実現するため、来場者はVRを通じて異なる地域の社会課題を身近に体感し、自分自身の生活と結びつけて考えるきっかけを得られることを目的としています。この取り組みが、理解を深め、社会参加を促す一助となることを期待しています。
VRシアターでの具体的な内容
開発されたプログラムでは、カンボジアやタンザニア、インドの都市部や農村部の暮らしを360度の映像として体験することができます。まるで現地にいるかのような感覚で、視聴者はその地域での人々の生活や文化に触れることができます。特に、制作プロセスには大阪大学の学生も参加しており、地域や国に対する理解を深めるための問いかけは、日本語と英語で行われます。
このプログラムの完成に合わせて、2025年5月15日にはトークイベント「社会課題の自分事化で”いのち輝く未来社会”をデザインする〜VRシアターでの世界の暮らし体感〜」が開催される予定です。このイベントでは、SSI責任者である堂目卓生教授およびクロスフィールズの代表理事である小沼大地氏が登壇し、社会課題を自分事化することの重要性について語ります。
「いのち共感ひろば」の役割
大阪大学中之島センターに設けられる「いのち共感ひろば」では、SDGs(持続可能な開発目標)の達成や、万博のテーマである「いのち輝く未来社会」の実現を目的とした様々なイベントや取組が行われています。このスペースは、異なるバックグラウンドを持つ人々が集まり、共感を育むための場として設計されています。VRプログラムを通じて、遠く離れた地域の生活に触れることで、多文化理解が進むと期待されています。
未来を見据えて
VRシアタープログラムは、技術が持つ力を最大限に活用し、参加者にとって貴重な体験を提供することを目指しています。来場者が社会課題を自らの問題として捉え、未来の社会を共に考えていくきっかけになることが狙いです。トークイベントでは、直接参与する形でこのプロセスを体感する機会が設けられています。
参加方法
一般参加者やメディアに向けて、トークイベントへの参加申し込みが行われています。時代の流れに乗った、この新しい試みを通じて、社会に対する理解を深め、共感を得る場となることを願っています。興味がある方は、ぜひ公式サイトを訪れ、申し込んでみてください。新しい世界を体感する絶好のチャンスです!
イベントの詳細は、以下の申し込みURLを御覧ください。
申し込みはこちら
この取り組みを通じて、私たち一人一人が社会課題に目を向け、共に未来を切り開いていくことを期待しています。