医療現場を支える新たな音声認識技術
Nishika株式会社は、医療用語の認識精度に特化した音声認識モデル「shirushi-1.5-medical」を発表し、期間限定で無償オプションとして提供を開始しました。この新しい技術は、医療現場における議事録作成や診察記録のデジタル化(DX)を加速させることを目的としています。
「shirushi-1.5-medical」誕生の背景
医療機関では日常的に専門性の高い用語が使用されており、従来の音声認識AIではこれらの用語が誤って認識されることが多く、スムーズな情報伝達が難しい状況がありました。この問題を解決するために、Nishikaは国内最大級の辞書資源であるJMED-DICTを基に約12,000語の医療専門用語を抽出し、音声認識モデル「shirushi-1.5」を再学習させることで、その精度を大幅に向上させました。
高精度の実現
新モデル「shirushi-1.5-medical」では、名詞の認識誤り率を測る指標noun-WER(Noun Word Error Rate)が16ポイントも改善され、難読な医療用語の正確なテキスト化が実現されました。実際の使用例においても、過去の音声認識技術と比較して「体感精度」が劇的に向上しました。
例えば、従来の音声認識では「高血圧」を誤って別の病名として認識されてしまうことがありましたが、新モデル導入後は正しく「高血圧」と判断されるようになりました。このような改善が、多くの医療従事者にとって業務効率の向上につながります。
無償オプションの提供
今回のリリースを記念し、Nishikaでは医療従事者や関係者向けにAI議事録ツール「SecureMemo」を無償で提供します。「SecureMemo」にはオンプレミス型とクラウド型があり、どちらも高精度の音声認識技術を活用しています。また、無償トライアルにより、実際にその精度を体感していただける機会も設けています。
- - 提供対象:SecureMemo or SecureMemoCloudを使用中、または新規検討中のお客様
- - 提供内容:医療特化モデル「shirushi-1.5-medical」の優先適用
- - 申し込み期間:2026年4月30日まで
- - 申し込み方法:Nishikaの問い合わせフォーム、または担当営業まで
技術の特徴
音声認識技術の中でも特に注目されるのは、セキュリティ面と圧倒的な文字起こし精度です。SecureMemoでは、96.2%の高精度で音声を文字起こしすることが可能で、外部ネットワークから遮断された安全なオンプレミス環境で運用されます。また、約100言語に対応しており、多言語会議にも利用可能です。
Nishikaのビジョン
Nishika株式会社は「テクノロジーですべての人が誇りを持てる社会を」というビジョンのもと、医療現場におけるコミュニケーションの効率化を目指しています。「SecureMemo」を通じて、企業の会議情報のデジタル化を進め、価値の高いデータ活用を実現することに取り組んでいます。
詳細なサービス内容や、Nishika株式会社についての情報は、公式ウェブサイトで確認できます。医療現場の効率化を図るため、ぜひご利用をご検討ください。