CODA俳優・さくらの歩み
2025-04-07 18:43:21
ろう者の家族に寄り添うCODA俳優・吉冨さくらの挑戦
「ろうの世界に“音”を!~CODA俳優として生きる~」
2025年4月12日、私たちは「ろうの世界に音を!」と題された特別ドキュメンタリーをお届けします。この番組は、広島市に住む吉冨さくらさんの人生に密着し、彼女がCODA(両親が耳が聞こえない聴者)としてどのように生きているのかを深く掘り下げます。さくらさんは、幼いころから手話を使って両親の通訳を務め、その独特な環境で育ってきました。
彼女にとって、耳の聞こえない母親と育つことは、単に「普通ではない」経験ではなく、むしろ自分自身のアイデンティティーを築くことに直結しています。八年前、さくらさんは「女優になりたい」という夢を胸に、広島を飛び出し上京しました。しかし、彼女が待ち受けていたのは、困難な道のりでした。
家族との絆と孤独の二律背反
耳が聞こえない家族に支えられながら、かつての自分を背負い続ける彼女は、演技を通して自己表現を深めています。「ろうとして生きる」ことの意味について、さくらさんの姿は多くの人に問いかけています。自らのルーツである家族への思いを強く抱きつつ、俳優業に取り組む彼女は、多くの悩みや葛藤を抱えています。
「CODAであることは、自分の持ち味でもあるし、逆にそれが足かせになることもある」と彼女は語ります。家族の中で最も聞こえない環境で育ってきたことが、彼女の演技にどのように影響を与えているのか。しかし、彼女の姿を追うことで、私たちはその多様性を理解することができるのです。
番組制作の意義
このドキュメンタリーは、広島ホームテレビが制作している特別番組の一環として放送されます。全国ネットでの放送が予定されており、その時期にどのようにサポートや応援ができるのか、考えるきっかけにもなるでしょう。さらに、ナレーションには人気声優の梶裕貴さんが参加しており、彼の声がさくらさんの物語に深みを与えています。
この番組では、彼女の人生のありのままを映し出し、たくさんの人々に感動を与えることでしょう。141分のドキュメンタリーには、彼女が辿った道のり、家族との絆、苦悩などが凝縮されています。家族との繋がりを大事にしながら、新たな一歩を踏み出す彼女の姿は、必見です。
まとめ
吉冨さくらさんの挑戦は、聞こえない家族の思いを音になぞらえて生きることへのメッセージに満ちています。この特別ドキュメンタリーを通じて、彼女の道のりに寄り添い、共に考える機会を与えてくれることでしょう。テレメンタリー2025をお見逃しなく!
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広島ホームテレビ
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