コクヨが新たに提案する「落ち葉を模した色鉛筆」
コクヨ株式会社は、2024年8月21日より、独特な美しさを持つ新しい色鉛筆「落ち葉を模した色鉛筆」の販売を開始します。この新商品の特徴は、散らかっている状態でも、一つ一つの色鉛筆が美しく見えるという点です。これは、プロダクトデザインのコンペティション「コクヨデザインアワード2023」で優秀賞を受賞した吉田峻晟氏の作品を基にしており、自然の美しさを感じさせる独自のデザインが特徴です。
散らけた状態を美しさに。
「落ち葉を模した色鉛筆」は、散らかっている姿を一概にネガティブと捉えず、美しさに変えるという新しいアイデアから生まれました。整理整頓だけが美しさではなく、自然のように自由さを持ったデザインが、私たちの日常に潤いを与えます。これにより、整然とした状態以上の感性を育むきっかけを提供します。
多様な使用感
この色鉛筆は、3つの異なる形状で7色がセットになっており、どの部分でも描くことができるのが大きな特徴です。これにより、細かい描画から広範囲な塗り方まで、幅広いアートスタイルに対応しています。パッケージを開くと、美しい落ち葉の風景が広がり、まるで自然の中にいるかのような感覚を楽しめます。
コクヨデザインアワードの歴史
「コクヨデザインアワード」は、2002年に始まり、ユーザー視点のものづくりを推進するために開催されています。組織として、国内外多くのデザイナーがこのコンペに参加し、毎年受賞作品の製品化に向けた支援を行っています。これまでにも多くのユニークな製品が生まれ、その中にはMoMAに収蔵されるなど、高い評価を受けたものも少なくありません。
特に今年度の優秀賞に輝いた吉田氏は、茨城県出身の若手デザイナーで、落ち葉を模した色鉛筆で注目を集めました。彼のデザインの根底には、地域コミュニティのためのアートを学ぶ姿勢があります。現在は、秋田公立美術大学の大学院に通い、さらなる創造を追求中です。
楽しみ方と入手方法
「落ち葉を模した色鉛筆」は、コクヨの直営店舗や公式オンラインショップからの購入が可能です。また、希望小売価格は3,600円(税抜)で販売され、色の美しさと多様性を体験する価値は十分にあります。これからの新たなアートの楽しみ方を提供してくれるこの商品に、ぜひ注目してみてはいかがでしょうか。
終わりに
コクヨの「落ち葉を模した色鉛筆」は、ただの文房具ではなく、アートとしての新たな美しさを提案しています。散らかった状態の美しさを引き出すこの製品は、私たちの感性を刺激し、日常生活に彩りを与えてくれることでしょう。ぜひ、あなたのアートに取り入れてみてください。