目指すは世界酒、WAKAZEの挑戦
日本酒メーカーの「WAKAZE」は、2016年に設立され、東京を拠点に活動を開始しました。その理念は「日本酒を世界酒にする」というもので、国内外の需要に応える新たなお酒を生み出しています。特に注目すべきは、2023年の夏に移転した山形県鶴岡市での取り組みです。この地域は日本酒の名産地で、多くの酒蔵が存在しています。
今回、WAKAZEは新ブランド「ORBIA」の開発に着手しました。このブランドでは、洋食とのペアリングを意識した日本酒を提案します。プロジェクトはクラウドファンディングプラットフォームMakuakeで開始され、驚くことに開始からわずか13時間で目標額100万円を達成しました。
「ORBIA」の特徴
「ORBIA」は、ラテン語で太陽を意味する「SOL」と月を意味する「LUNA」という2つのラインナップを展開しています。これにより、酸味と甘味の個性をしっかりと持った日本酒が揃います。
- - ORBIA SOL: 通常の10倍の酸味を持つとされ、赤ワイン樽で熟成されることでフルーティで複雑な香りが引き出されています。特にバルサミコソースを使った豚肉料理とのペアリングが期待されています。
- - ORBIA LUNA: 甘さが際立ち、クエン酸との絶妙なバランスを実現。白ワイン樽由来のハチミツやバニラの香りが特徴で、フォアグラなど脂の強い料理との相性が良いとされています。
地産地消のペアリングセット
さらに、WAKAZEは「ORBIA」を醸造する地域の食材とペアリングセットも提案しています。
- - いすみの食材ペアリングセットでは、『千』の柴田さんが手掛ける手作りチーズとの組み合わせが楽しめます。クリーミーな酸凝固タイプの「椿」と、竹炭を使った黒いチーズ「竹炭」が含まれています。これらのチーズは全粒粉のパンと合わせることで、そのリッチな風味が引き立ちます。
- - 鶴岡の食材ペアリングセットには、濃厚な甘味のぶどうから作ったレーズンと、イチジクのドライフルーツが含まれ、LUNAとの組み合わせが楽しめます。これにより、各地の特産品を通じて地域の味を体感することができます。
クラウドファンディングの進捗
クラウドファンディングは順調で、開始2日目には130万円までの支援を集めています。支援リターンはホワイトデー直前の3月第2週に届けられる予定で、多くの人にその魅力を届けることが期待されています。
WAKAZEの未来
WAKAZEは、単なる日本酒メーカーではなく、その先駆的な取り組みを通じて、海外にも影響を与える新たな酒蔵の姿を目指しています。日本酒の持つ可能性は無限大であり、これからも日本酒界に革新をもたらすことでしょう。詳しい情報は公式ウェブサイト
WAKAZE をチェックしてください。