2025年9月25日、大阪・関西万博のテーマウィークにて、日本経済新聞社主催のシンポジウム「GXで創るいのち輝く未来の形」が開催されました。このイベントに登壇したのは、e-dash株式会社の甲斐綾乃部長。彼女は『産学官連携で描く未来志向のGX』というテーマで講演を行い、これからの企業の脱炭素戦略や地域との連携について深く掘り下げました。
日本は今、環境問題や気候変動が深刻化する中、企業は単なる社会的責任を超えて、経営課題として脱炭素に取り組むことが求められています。甲斐氏の講演では、金融機関、自治体、教育機関との連携が、地域企業の支援や行動変容にどのように寄与するかについて触れました。のちに行われたパネルディスカッションでは、消費者行動を促すための具体策や企業の課題について議論が行われ、CX(顧客体験)とGXがどのように結びつくのかが整理されました。
甲斐氏は、企業が脱炭素を競争力の源として位置づける重要性と、さらなる取り組みを促進するためのインセンティブ設計の必要性を語り、その内容は多くの参加者にとって示唆に富んだものでした。シンポジウムは、参加者が持つ知見を結集し、新たなビジネスモデルや協力体制の構築に向けた良い機会となったのです。
視聴方法について 排出量に関する議論をさらに深めたい方は、日経チャンネルで公開された映像をぜひご覧ください。詳細は以下のリンクからアクセスできます。
1. 企業講演『産学官連携で描く未来志向のGX』
登壇者:e-dash株式会社甲斐綾乃
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2. パネルディスカッション『可視化と共創による企業価値の向上』
登壇者:
東京大学 未来ビジョン研究センター教授・高村ゆかり氏
日本経済新聞社・安藤淳氏
Earth hacks株式会社 代表取締役社長CEO・関根澄人氏
e-dash株式会社・甲斐綾乃
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このシンポジウムの重要性は、単にトピックとしての脱炭素に留まらず、企業の戦略や社会的責任がどのように進化するかにあります。この変革は、私たちの未来-そして地球の未来-を形成する上で避けて通れない道です。
大阪・関西万博とそのテーマ 本イベントの背景には、大阪・関西万博が掲げるテーマが密接に関連しています。万博のメインテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」であり、「いのちを救う」「いのちに力を与える」「いのちをつなぐ」の三つのメッセージを持っています。これらのメッセージを核に、参加者たちがグローバルな課題に対して解決策を模索しようとするこの機会は、まさに今の社会に求められているものです。
甲斐綾乃の経歴 甲斐氏は宮崎県出身で、早稲田大学を卒業後、三井物産株式会社に入社。EU、米国の電力分野における多様なプロジェクトに携わり、現在のe-dash株式会社の設立と運営に尽力しています。彼女の言語能力と国際的視野が企業の成長を如何に支えているのかは、注目に値します。
企業概要 e-dash株式会社は、2022年に設立されたスタートアップで、東京に本社を構えています。CO2排出量の可視化や削減のためのプラットフォームを提供し、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを行っています。彼らのサービスは、カーボンクレジットのマーケットプレイスやESGデータの収集・分析を支援する機能まで含まれており、多岐にわたります。詳細は公式サイトをぜひ訪れてみてください。