東京ベイeSGプロジェクトが新たに事業者を募集
東京都は、「東京ベイeSGプロジェクト」として、東京湾を舞台に持続可能な未来都市モデルの実現に向けた新しい取り組みを進めています。このプロジェクトでは、海上の広大な埋立地を活用し、最先端技術の実装を推進するための「先行プロジェクト」を導入しています。令和7年度の事業者募集が始まり、特に注目される内容をご紹介します。
募集概要
募集テーマ
プロジェクトは次の3つのテーマに基づいています。
1.
次世代モビリティ
2.
最先端再生可能エネルギー
3.
環境改善・資源循環
これらのテーマに関連したプロジェクトは、持続可能な社会を実現するための重要な要素です。また、複数の技術を組み合わせた横断型の提案も歓迎されます。
採択件数
採択予定は3件程度であり、これによってそれぞれのプロジェクトは様々な実施プランを持つことができます。
応募対象者
コンソーシアムを組成し、技術開発事業者や製品、サービスを提供する企業が参加することが求められます。例えば、次世代太陽光発電技術の事業者と電気自動車(EV)事業者が協力して応募することが可能です。
さらに、コンソーシアムには設立から10年未満のスタートアップ企業を含める必要があります。これにより、新しいアイディアや革新性を取り入れることが期待されています。
実施エリア
プロジェクトの対象には、中央防波堤エリアとその周辺のベイエリアが含まれます。各地域では、具体的な調整が必要になりますが、新たなユースケースが検証されるでしょう。
補助金について
令和7年度から令和9年度末までの期間にわたり、事業者への補助金が支給されます。1件当たりの上限は年間8000万円です。この資金は、持続可能な社会実現に向けた様々な技術やサービスの開発に使われます。
募集日程
応募に関するスケジュールも設定されています:
- - 応募意向表明: 7月1日~7月24日 正午まで
- - 応募受付: 7月25日~8月8日 正午まで
- - 書類審査: 8月下旬予定
- - プレゼン審査: 9月3日または4日
- - 結果公表: 9月下旬予定
事前相談も7月24日まで受け付けていますので、興味のある方はぜひ活用してください。
現地説明会
参加者には7月17日に開催される現地説明会も予定されています。この説明会では、プロジェクトの詳細について直接説明を受けられ、疑問に思う点を解消する良い機会となります。場所は海の森水上競技場で行われる予定です。
今後の展望
「東京ベイeSGプロジェクト」は、2050年の東京を見据えた取り組みであり、戦略的に技術の実装を進めつつ、地域の発展に寄与していく方針です。これからのエコロジカルな未来を支える新たな事業者の参加を心から期待しています。様々なアイディアの応募を待っています。