学生と地域住民が織りなす「コーヒー野点」で御影の魅力再発見

学生が手掛ける「コーヒー野点」イベントとは

近畿大学総合社会学部の村松秀ゼミと、株式会社セレンディピティが運営する「MAMEHICO神戸・御影」は、2025年11月3日（月・祝）に神戸市御影で「コーヒーを野点する茶会イベント」を開催します。このイベントは、学生と地域住民が一緒に御影の魅力について語り合い、日常の豊かさを再発見するためのものです。

概要と背景

イベントは、神戸の海を見下ろす素敵な邸宅の庭で行われ、参加者はコーヒーを片手にリラックスしながらコミュニケーションを楽しむことができます。村松ゼミの学生たちが企画から運営までを担当し、地域理解や発想力を高める機会として捉えています。御影は神戸を代表する高級住宅地であり、かつて多くの著名人が住んでいましたが、交通不便や高齢化が進む中、「御影らしさ」を再認識し、地域の活性化を図る目的でこのイベントを企画しました。

参加者の声

参加者の一人である村松ゼミの3年生、高桑輝さんは「御影での当たり前の日常の素晴らしさを再発見したい」と語ります。そこでの会話を通じて、様々な背景を持つ人々が「御影」という街について新たに考える機会を提供したいと考えています。彼は、学生たちが地域の記憶を引き出し、世代を超えて語り合うきっかけになることを願っています。

居場所づくりの重要性

MAMEHICOの店長、渡辺臣将さんは、「コーヒーを通して人と土地をつなぐ地域の居場所でありたい」と述べ、地域に根ざしたカフェとしての使命感を強調しています。このイベントを通じて、きっと新しい物語が御影で紡がれていくことでしょう。

開催情報

- 日時: 2025年11月3日（月・祝）14:00～16:00予定
- 場所: 神戸・御影山手の邸宅の庭（詳細は参加申込時にお知らせ）
- 対象: 一般参加者（無料、定員10名、要事前申込）
- 問い合わせ先: MAMEHICO神戸・御影 TEL（078）940-2970

地域活性化への取り組み

このイベントは、御影の地域コミュニティを再生し、地元に新たな価値を見出す取り組みの一環です。学生たちは、御影の歴史や文化を理解しながら、地域と共に新しい価値を創造する力を養っています。コーヒーを楽しみながら、地域の魅力を探索する場として、この「コーヒー野点」が地域のつながりを促進することを期待しています。

継続的なプログラムとして実施される「コーヒーを野点する茶会イベント」は、御影の方々のお話を集め、アーカイブ化することも計画しています。これにより、御影の歴史や文化を未来に伝えていく役割も果たすことになります。学生たちにとっても、地元への理解や地域とつながる経験は今後の成長に繋がる貴重な機会となることでしょう。

この素晴らしい取り組みが、地域コミュニティの強化や新しいつながりを生む助けとなることを願っています。