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関西で注目の若手企業、株式会社N.design

最近、大阪で行われた若手起業家向けのピッチイベント「U-25 kansai pitch contest vol.1」において、株式会社N.design（エヌデザイン）が「伊藤忠商事賞」と「阪急阪神ホールディングス賞」の2つの賞を受賞しました。この受賞は、同社が展開する肌に残らないタトゥーとして注目を集める「ジャグアアート」とその商材「ジャグアインクlit」が評価された結果です。

株式会社N.designのビジョンと使命

株式会社N.designは、ジャグアアートを通じて新たなボディアート文化の創造を目指しています。20代の起業家である代表取締役・池上奈津美氏は、大学在学中にこのアートに出会い、独学で技術を磨きました。その結果、2017年に日本ジャグアアート協会を設立し、社業としても2018年に株式会社N.designを設立しました。

ジャグアアートとは？

ジャグアアートは、フルーツの果汁から作られた染料「ジャグアインク」を使い、肌に一時的にデザインを施すアートです。このインクは、施術後すぐには消えたように見えますが、時間が経つにつれて鮮やかな紺色に染まり、2週間程度そのデザインを楽しむことができます。

ピッチコンテストの意義

「U-25 kansai pitch contest」は、関西の若手起業家をサポートする重要なイベントです。地域の金融機関や大手企業が資金調達の機会を提供し、志を持つ起業家たちの成長を後押しします。関西では、まだまだ起業家を支える資源が不足しているため、このような機会は特に大切とされています。

賞の授与

受賞式では、伊藤忠商事の光信博雄氏や阪急阪神ホールディングスの鳥越隆博氏が登壇し、核となるビジョンや事業に対する期待を語りました。池上代表もその場で自身の思いを語り、受賞した喜びを表現しました。

今後の展開

N.designは、3月3日から「ジャグアインクlit」の販売を開始し、同日には関西大学梅田キャンパスで「lit party（リットパーティー）」を開催します。このイベントでは、ジャグアアート体験を通じて、自由なアート表現を楽しむことができる機会を提供します。

過去の功績

実は、N.designは今年の受賞にとどまらず、2017年に開催された「LED関西」ビジネスプラン発表会でも多くの賞を受賞しており、女性起業家支援にも尽力しています。経済産業省による支援を受け、地域の金融機関やサポーターが連携して、女性起業家の成長をサポートする体制が整っています。

結論

株式会社N.designのアプローチは、単なるビジネスにと留まらず、新たな文化を築く可能性を秘めています。今後の活動が非常に楽しみです。これからも、日本のボディアートシーンに一石を投じる存在として注目していきたいと思います。

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