佐賀に新たなシェアサイクル拠点『チャリチャリ』が誕生!地域活性化を目指す取り組みとは
シェアサイクルサービス『チャリチャリ』が、佐賀エリアの『ほこみち』にポートを設置し、2024年5月からサービスを開始します。この新たな取り組みは、地域の交通利便性を向上させるだけでなく、地域のにぎわい創出にもつながることが期待されています。
チャリチャリはどのようなサービスか
『チャリチャリ』は、スマートフォンアプリを活用して手軽に利用できるシェアサイクルサービスです。2018年に福岡で旗揚げし、これまでに全国9都市で約7,900台の自転車を展開しています。これまでに累計2,800万回以上の利用があり、その使い勝手の良さから日常的な移動手段として多くの人に親しまれています。
ベーシックな自転車は、1分7円、電動アシスト自転車は1分17円という明確な料金設定があり、急な移動や短距離の移動を手軽にすることが可能です。特に、駅から観光地に行く道中などでの利用が促されています。
「ほこみち制度」とは
新たに設置されるポートは、『ほこみち』に位置づけられたゾーンにあります。『ほこみち』は、歩行者の利便性を高めることを目的に設けられた公共スペースで、街の賑わいを創出するための柔軟な道路占用が許可される制度です。これは、市街地に新しい利用価値を生み出し、歩行者が集まる魅力的な環境作りを目指しています。
この制度を活用することで、サンライズストリートの駅前にポートを設置し、周辺エリアへのアクセスを改善します。具体的には、佐賀駅からSAGAアリーナまでの動線を確保し、観光やビジネス訪問者がよりスムーズに移動できるようになります。
地域経済への貢献
チャリチャリがこのポートを設置する背景には、SAGAアリーナや市内観光施設へのアクセス向上に貢献し、地域の回遊性を高める意図があります。市が進める道路整備やまちづくりと連携しながら、より利用しやすい自転車環境を実現することが期待されています。
今後は、利用者の意見を反映させつつ、地域経済の活性化に寄与するための施策を続けていく予定です。チャリチャリは、「まちの移動の、つぎの習慣をつくる」というミッションを掲げ、今後もさらなる展開を目指しています。
ポート設置箇所
2024年11月1日現在、以下の2箇所にポートが設置されます。
- - サンライズストリート 駅前中央2丁目6(佐賀市駅前中央2丁目6-14)
- - サンライズストリート 佐賀商業高校前(佐賀市神野東4丁目12-41)
これにより、地域住民や観光客にとって利用のしやすい環境が整うことになります。
まとめ
チャリチャリの佐賀エリアへの進出は、地域活性化の一助となることでしょう。『ほこみち制度』を駆使し、地域との結びつきを強めながら、その存在意義を高めていく考えが示されています。今後もチャリチャリは、地域に根差した公共交通手段として進化を続けていくことでしょう。私たちも、日常の移動手段としてこのシェアサイクルを積極的に利用していきたいものです。