東京都が進める中小企業向けデジタルリスキリング
東京都は、中小企業のデジタル化を推進するために、スタートアップ企業を活用したリスキリング講座を実施しています。この取り組みは、2025年度に向けて中小企業振興公社が主体となり、合計11社が選ばれ、その中には教育支援企業である株式会社アウトバーンも含まれています。彼らは、生成AI、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)、Pythonに関する3つの講座を提供し、実務に直結したスキルを身につけるための機会を提供しています。
開講中の3講座の特徴
これらの講座はすべてオンラインで実施され、質疑応答も可能で、学びやすい環境が整っています。それぞれの講座の内容について以下に詳しく紹介します。
1. 業務改善 × 生成AI DXブートキャンプ
この講座では、業務の棚卸しから始まり、ChatGPTやCopilotといった生成AIツールを用いて業務改善のプロトタイプを構築します。ノーコードでのAI連携ツールも取り入れ、受講者自身が業務へのAI活用方法を設計できる能力を鍛えます。
2. 業務改善ワークショップ&RPA自動化ブートキャンプ
こちらは、日常業務の見直しから始まり、なぜ特定の業務を自動化する必要があるのかを考えるところから学びます。Power Automateを用いたノーコードの自動化手法を習得し、定型業務の効率化および社内での仕組みづくりに対応できる人材を育成します。
3. Pythonデータ分析ブートキャンプ&チーム精度向上ラボ
この講座では、Pythonの基礎を学ぶだけでなく、チームでの分析演習や提案まで実施します。「単に分析できる」だけでなく、「その結果を改善提案につなげる」ための実務スキルを養成します。
講座の詳細と申込方法
このプログラムに参加できるのは、中小企業基本法に則り、大企業が実質的に経営に関与していない東京都内に本店または支店がある中小企業です。受講費用は無料で、1社あたり最大100万円(税込)の負担がありません。申込方法や講座の詳細は、東京都中小企業振興公社のポータルサイトで確認できます。
詳細はこちらから
アウトバーンの講座運営の特徴
株式会社アウトバーンは、実務に直結した研修の設計を強みとしています。講座においては、業務改善からスキルの活用まで一貫したサポートを提供し、リアルタイム講義と対話を重視する進行スタイルを採用しています。参加者がプロトタイプを構築し、実務に落とし込めるような状態を目指しています。
講座はオンラインで実施され、毎週火曜日にリアルタイムで行われます。全13回、約26時間のカリキュラムが組まれています。
コメント
講座設計担当者は、「ツールの使い方を学ぶのではなく、何をどのように使うかを理解する力を育てることを目指しています」と語っています。受講者が現場で実際に改善を実現すれば、制度の意義もさらに深まることでしょう。
お問い合わせ先
株式会社アウトバーンに関する詳しい情報や問い合わせは、以下のメールアドレスへご連絡ください。
[email protected]