NECと川崎市が協力し次世代教育プログラムを実施！SDGsをテーマにした新しい取り組み

NEC Future Creationプログラムの概要

2024年9月から2025年1月にかけて、NECと川崎市は協力して次世代を育む教育プログラム「NEC Future Creationプログラム」を実施しています。これは川崎市市制100周年を記念した事業の一環で、持続可能な開発目標（SDGs）をテーマにしています。

本プログラムは高校生を対象としており、具体的には川崎市立橘高校の国際科2年生40名が参加しています。参加者には、NECのSDGsに関連する貢献事例を紹介した映像コンテンツや、課題解決に役立つ分析ツール「バリュープロポジションキャンバス（VPC）シート」が提供され、デジタルを用いた社会課題解決に向けたアイデアを考える機会が与えられます。

プログラムの内容と実施スケジュール

「NEC Future Creationプログラム」はいくつかの重要な活動から成り立っています。まず2024年9月には、川崎市による生徒対象の「かわさきのSDGsの取り組み」講座が開催され、その内容を踏まえて高校生たちは、NECグループ社員との対話を通じて自分たちのアイデアをブラッシュアップしていきます。特に2024年11月から12月には、実際に考えたアイデアをより良い形に整えるためのセッションが設けられ、2025年1月にはその成果を発表する機会があります。

参加者の反応と感想

プログラム参加後に実施されたアンケートでは、94%の生徒がSDGsに対する理解が深まったと回答し、97%が社会問題に関心を持つようになったといいます。また、「自分たちの考えが夢物語ではなくなった」といった意見や、「未来を考えるためのヒントを得た」といった意見も寄せられ、多くの学生が貴重な学びを得たことが伺えます。

NEC社からは、プロボノに参加する社員たちが高校生との対話を通じて、アイデアの具体化をコーディネートしてくれます。こういった取り組みを通じて、NECは持続可能な社会を実現するために川崎市とともに貢献していく意向を示しています。

川崎市の期待

川崎市からは、今回のプログラムが若い世代にSDGsの重要性を伝え、デジタル技術を通じて問題を解決する手法を学ぶ意義が強調されています。市は、学生や企業と連携して未来を考え続けることの重要性を認識しており、こうした協力の機会を増やしていく方針です。

このプログラムは、ただの教育の枠を超えて、次世代が持つ創造力を引き出し、持続可能な社会の実現に向けた第一歩となることが期待されています。参加者たちが創り出す未来には、どんな可能性が広がっているのでしょうか？大きな関心と期待を寄せつつ、今後の活動に注目していきたいと思います。