ライフネット生命、従業員向け株式報酬制度導入で従業員モチベーション向上へ

ライフネット生命、従業員に株式報酬でモチベーション向上を図る新制度導入

ライフネット生命保険株式会社は、従業員のモチベーション向上と、株価への意識を高めることを目的とした新たな株式報酬制度を導入することを発表しました。この制度は、従業員一人ひとりに特別奨励金を支給し、その奨励金で会社株式を取得する仕組みとなっています。

従業員への還元と株主価値向上を目指す

同社は「正直に、わかりやすく、安くて、便利に」という企業理念を掲げ、多様な人材がそれぞれの能力を活かして顧客第一主義のサービス提供に邁進しています。従業員の積極的な貢献が企業成長の鍵であるという認識のもと、これまでにも従業員による株式保有を奨励してきました。
今回の新制度は、この取り組みをさらに発展させたもので、2024年5月に発表された5ヵ年の中期計画における株価目標達成にも貢献することを目指しています。特別奨励金による株式取得支援を通じて、従業員のモチベーション向上を図り、ひいては企業業績と株価の向上、そして中長期的な株主価値の最大化を目指しているのです。

制度の具体的な仕組み

この新制度では、まずライフネット生命保険が従業員一人当たり8万円の特別奨励金を支給します。従業員は、この奨励金を会社が指定する持株会に拠出します。その後、持株会が市場からライフネット生命保険の株式を購入し、従業員に配分します。株式の管理は野村證券株式会社に委託され、従業員は希望に応じて、自分の証券口座に株式を移すことも可能です。

制度導入による影響

特別奨励金の支給対象者は、2024年10月31日時点の従業員で、2024年6月2日以降に入社した従業員、制度実施時点で休職中または無給休職中の従業員、既に退職した従業員、および執行役員は対象外となります。株式の配分は2024年11月30日を予定しています。
ライフネット生命保険によると、この新制度の導入による業績への影響は軽微であり、2025年3月期の連結業績予想には既に織り込み済みとのことです。

持株会概要

この制度で活用される持株会は「ライフネット生命保険社員持株会」で、所在地は東京都千代田区麹町二丁目14番地2麹町NKビル（2024年11月14日時点）。2024年11月25日には東京都千代田区二番町5番地25 二番町センタービル8階へ移転予定です。理事長は関根和子さんです。2024年10月31日時点での保有株式数は273,102株、発行済株式数に対する保有比率は0.34%です。

ライフネット生命保険の企業理念

ライフネット生命保険は、「正直に経営し、わかりやすく、安くて便利な商品・サービスを提供することで、お客さま一人ひとりの生き方を応援する」という経営理念を掲げています。オンライン生保のリーディングカンパニーとして、デジタルテクノロジーを活用しながら、未来世代を育てられる社会の実現を目指しています。

今後の展開

この新しい株式報酬制度によって、従業員のエンゲージメント向上と、持続的な企業成長への貢献が期待されます。ライフネット生命保険の今後の動向に注目が集まります。

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