東京中央区に位置する東京銀座ウェルネス&エイジングクリニックでは、2023年1月10日より加齢度マーカー「染色体テロメア長」の院内測定サービスを開始しました。このサービスは、ミライラボバイオサイエンス株式会社と連携し、院内の研究室で開発された手法を用い、末梢血単核球細胞を基に行われます。テロメアとは、細胞内の染色体の末端に存在し、遺伝情報を守る役割を果たす構造です。細胞が分裂するたびにテロメアの一部が失われ、徐々に短くなります。この短縮現象が加齢を示す一因とされており、テロメアが非常に短くなると新しい細胞を生成できなくなります。これにより老化が進行し、さまざまな老化関連疾患のリスクが高まることが研究により示唆されています。
テロメアの短縮速度は、ライフスタイルや生活環境に大きく依存します。健康的なライフスタイルを維持することで、テロメアの短縮を遅らせる可能性があることが言われています。さらに、ニコチンアミドモノヌクレオチド(NMN)という物質の摂取によってテロメアが延びる可能性も研究されています。このNMNは、細胞内でニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NAD+)を生成する元となり、テロメアが短くなっていても、健康への悪影響を軽減できるかもしれないとされています。
当院が行うこの新しい加齢度測定は、税込20,000円という価格で提供され、別途診察料が必要です。ミライラボバイオサイエンスは、NMNサプリメントの世界初の販売を手掛けており、科学に基づく「プロダクティブ・エイジング」の実現を目指しています。その中で、テロメア長測定や老化に関する検査キットの開発も進めており、加齢度に基づく健康維持を支援しています。
東京銀座ウェルネス&エイジングクリニックでは、診療と研究開発を併用し、高齢化社会における健康寿命の延伸を図り、将来の医療や医学の発展にも寄与すべく努力を続けています。この新しい測定サービスが多くの方々に健康的な生活の指針となることを期待しています。
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