第一工業製薬がMIGと認知症予防プログラムで提携
2023年、第一工業製薬とMIG株式会社が認知症予防を目的としたパートナー契約を締結しました。この契約により、双方が展開する「健康現役層」のためのプログラム「Brain100 studio」の普及活動が進められます。このプログラムは、認知機能低下リスクを早期に発見し、効果的な予防をサポートすることを目指しています。
1. パートナーシップの目的
第一工業製薬は、京都市を拠点とする老舗企業であり、MIG株式会社は東京都渋谷区に本社を置く企業です。両社は、人生100年時代において、笑顔あふれる健康的な社会を築くための取り組みを強化することに合意しました。この提携では、MIGが提供する脳健康VR測定と、第一工業製薬の冬虫夏草に含まれる認知機能をサポートする成分「ナトリード」の普及が図られます。
2. VR測定「Brain100 studio」の詳細
「Brain100 studio」は、VRゴーグルを使用して脳機能を測定するサービスであり、空間ナビゲーション能力を評価します。この測定により、認知機能の低下リスクを超早期段階で視覚化し、予防策の導入を支援します。自己判定によって、発症リスク因子の把握が可能となり、個別に対処することができます。
3. ナトリードの効果
MIGの提携先であるバイオコクーン研究所が見出した「ナトリード」は、中高年の認知機能をサポートする効果があるとされています。具体的には、認知機能速度や視覚的な記憶力を維持するのに寄与し、これにより発症リスクの低減が期待されています。
4. 第一工業製薬の取り組み
第一工業製薬は、以下のような具体的な取り組みを展開予定です:
- - 京都駅前の新本社で「Brain100 studio」のサービスを提供
- - 認知症理解を深めるための各種セミナーや勉強会の開催
- - 健康経営の一環として社内で脳健康VR測定サービスを導入
- - 新たな予防ソリューションの強化及び探索
これらの活動を通じて、同社は認知機能低下の早期発見と予防を推進し、地域社会の健康寿命を延ばすことに寄与していきます。
5. 社長のコメント
MIGの代表、甲斐英隆氏は「創業115年の歴史を誇る第一工業製薬との提携は、認知症予防の有効な手段を提供する上で非常に重要です」と述べています。また、第一工業製薬の山路直貴社長は、「健康寿命を延ばすためには、早期発見と予防が不可欠です。我々のVR測定はそれに大きく寄与します」と強調しています。
様々な健康経営企業や地域自治体とも協力しながら、両社は現代社会が抱える課題解決に向け、積極的に活動していく意向を示しています。今後が期待される連携に目が離せません。