丸の内のコワーキングスペースがWELL認証の予備認証を取得

東京都千代田区から新たなワークスタイルの提案が発表されました。コワーキングスペース『point 0 marunouchi』が、WELL認証の予備認証を取得したというニュースは、働く人々にとって非常に嬉しい知らせです。WELL認証は、空間のデザインや建設、運用において人間の健康を重視する評価システムであり、近年注目を浴びています。この認証には、プラチナ、ゴールド、シルバーの3つのグレードがあり、空間の快適性や働きやすさの基準として活用されます。

『point 0 marunouchi』では、使用者が快適に過ごせるように多方面から工夫が施されています。例えば、照明ではグレア、つまりまぶしさを軽減するための器具の選定や設計が行われています。さらに、ファニチャーの選定においても、人体工学に基づいたオフィスチェアや上下昇降機能を備えたデスクの配置がなされています。

また、全館で高性能な空気フィルターを搭載した空調システムが導入されており、リアルタイムで空気質や快適性をモニタリング。これにより、快適で健康的な空間を提供しています。これらの取り組みが、WELL認証の予備認証取得につながっています。

WELL認証自体は、2014年にアメリカの公益企業IWBI（The International WELL Building Institute）によってスタートしました。特に2018年には評価項目が見直され、WELL v2が発表されました。このバージョンでは、「空気」「水」「食物」「光」「運動」「温熱環境」「音」「材料」「こころ」「コミュニティー」という10のコンセプトが設定されています。これに基づき、空間の評価が行われます。

『point 0 marunouchi』は、今後もWELL認証の本格取得に向けた取り組みを進めていくとのことで、得られるノウハウを活かしてより快適なオフィス空間を実現する提案を行うことを目指しています。このような動きが、これからの働く環境において、さらなる快適性を生み出すお手本となることでしょう。

株式会社point0は、東京都千代田区丸の内二丁目5-1に本社を構えており、同スペースは東京駅から徒歩3分の距離に位置しています。開業から間もなく、250席を提供しており、個室や自由席の利用が可能。利用者にとって、ワークスペースの選択肢が増え、求める快適さを手に入れることができるでしょう。東京都内で働く多くの人々にとって、これからの選択肢として魅力的な存在となることが期待されます。