男性初のロールダービーワールドカップ、日本代表出場決定の快挙

近年、注目を集めるスポーツの一つ、ローラーダービーが日本にも根着きつつあります。このたび、2014年にイギリスで開催されるメンズローラーダービーワールドカップに日本代表が初めて出場することが決定しました。これは日本のスポーツ界にとって画期的な瞬間といえます。

ローラーダービーとは何か？

ローラーダービーとは、ローラースケートを履いた選手たちがトラックで競い合うアグレッシブなチームスポーツです。各チームは5人編成で構成され、選手はトラックを周回しながら相手チームを追い越すことで得点を獲得します。その際、選手同士は激しくぶつかり合ったり、進路を妨害したりするため、観戦する側にとっても興奮や緊張感を味わえるエンターテインメント性が高いスポーツでもあります。実際、世界中で約42か国、1,400以上のリーグが存在し、そのほとんどは女性チームですが、男性チームも増加の傾向にあります。

試合は60分間で構成されており、前半・後半それぞれ30分の間に2分ごとのジャムと呼ばれるセグメントが繰り返されます。各チームには、得点を狙うジャマー、ブロック役のピボット、そしてブロッカーが含まれ、これらの選手たちが連携しながら勝利を目指します。

メンズローラーダービーワールドカップの概要

メンズローラーダービーワールドカップは、アメリカを中心に活動する国際メンズローラーダービー協会（MRDA）によって承認された世界大会です。今回の大会には、アメリカ、ヨーロッパ、南米、オーストラリアなど、17カ国が参加します。

- 開催日程：2014年3月14日～16日
- 開催場所：イギリス・バーミンガム「フットサルセンター」
- 出場国（予定）：アイルランド、アメリカ、アルゼンチン、イングランド、ウェールズ、オーストラリア、オランダ、カナダ、スウェーデン、スコットランド、デンマーク、ドイツ、ニュージーランド、日本、フィンランド、フランス、ベルギー

これにより、日本の選手たちは世界の強豪チームと対戦する機会を得ることになります。ぜひ応援したいですね。

メンズローラーダービージャパンについて

メンズローラーダービージャパン（MRDJ）は、日本国内におけるローラーダービーの普及と発展を目的に、2013年3月に設立されました。日本では1970年代にローラー・ゲームが流行しましたが、MRDJはこの伝統をさらに発展させることを目指しています。今回のワールドカップ出場を機に、国際交流や青少年の育成、そしてスポーツを通じて元気と活力を届ける活動に注力しています。

選手募集も行っており、年齢や経験を問わず参加を歓迎しています。志高く、好奇心や野心を持った仲間の参加が求められています。