2024年9月5日、北海道の帯広市で行われた「北海道産じゃがいも収穫式」にて、カルビーポテト株式会社の田崎社長をはじめ、地域の関係者が一堂に会しました。この式典は、北海道産のじゃがいもの収穫が最盛期を迎えたことを祝う意味を持っています。
収穫式の背景と目的
じゃがいもは、カルビーグループの重要な原料であり、その約80%が北海道産で賄われています。この地域での収穫は、カルビーポテトにとって成長と発展を支える大切な行事です。
田崎社長は、出席した関係者に感謝の意を示し、昨年の豊作を振り返りつつも、今年も良い報告ができることに期待を寄せました。収穫は最終的には10月末まで続く予定であり、今後の様子にも注目です。
出席者のコメント
式典では、JA幕別町カルビーポテト生産組合の橋詰組合長も挨拶を行い、あらゆる支援があってこそ収穫の時期を迎えられたと述べました。その背景には、7月下旬まで続いた干ばつの影響がありましたが、地域のフィールドマンのサポートを通じて無事にこの日を迎えられたことを喜びました。
また、幕別支所の杉浦支所長は、新たに完成した貯蔵庫の活用により、契約生産者とともに地域の活性化を目指していく意気込みを語っています。これにより、地元産業のさらなる発展が期待されます。
収穫セレモニーの様子
式典では、収穫セレモニーが行われ、参加者は実際にじゃがいもを収穫する様子を見学したり、ハーベスターに乗って収穫の楽しさを体験したりしました。年に一度のこのイベントは、じゃがいも生産の重要性を再確認する貴重な機会でもあります。
じゃがいも収穫前線
日本国内では、じゃがいもの収穫時期が地域によって異なります。当初は南の地域から始まり、梅雨前線や桜前線のように、いわゆる“じゃがいも収穫前線”が北上していきます。カルビーポテトは、全国各地から安定的にじゃがいもを調達しており、そのための効率的な貯蔵技術も取り入れています。
会社の歴史と役割
カルビーポテトは1980年に誕生以来、じゃがいもを中心とした生産者との二人三脚での取り組みを続けています。契約栽培を通じて強固な信頼関係を築きながら、安定的な原料供給に尽力しているのです。このような取り組みにより、消費者に新鮮で美味しいじゃがいもを提供し続けます。
じゃがいも収穫式は、地元農業や地域社会の重要性を再認識する良い機会となりました。今後もこのイベントを通じて、地域の優れた特産品である北海道産じゃがいもへの関心が高まることを期待しています。