PR TIMES、組織改革と人事異動の詳細
2024年10月11日、プレスリリース配信サービスを手掛ける株式会社PR TIMESが、組織改革と人事異動を発表しました。会社の成長戦略を背景にした今回の改革は、事業の拡大と業績向上を意図しています。
組織変更の背景と目的
PR TIMESは、自社のミッションである「行動者発の情報が、人の心を揺さぶる時代へ」を実現するため、各部門ごとの目的と責任を明確にする必要があります。これにより、事業成長を促し、業績目標への達成を目指すとしています。新たに設計された体制は、高度な柔軟性を持ち、迅速な対応が可能な構造を志向しています。
この組織変更では、過去に成功した方法と失敗からの学びを踏まえ、社員一人ひとりが実権を持って仕事を進めることを促します。「決める人が決める」スタンスを大切にし、全社員が互いに刺激し合える環境を作ることが目指されています。各責任者は自由な裁量の中で決定を下し、その結果が時には失敗につながることもありますが、こうしたプロセスがリーダーシップを養う要素ともなります。
新しい働き方の確立
2024年10月から、原則として社員は出社する方針に変更されます。開発部に関しては柔軟な対応を行うものの、Face to Faceのコミュニケーションを重視し、相互理解や共感を深めることで組織のメンバーシップを高めていく方針です。リモートワークを必要とする場合は都度申請ができるため、従業員は自身の働き方を選択することができる柔軟な制度となっています。
新たに設置される部門
以下のような新しい部門が設立されることが報告されました。
- - PR TIMES事業ユニット開発部内に新たな開発グループを設置: システム開発機能を強化し、CTOの下での第一開発グループと新任VPoEが率いる第二開発グループの二つに分かれます。これにより、各チームの強みを生かし、より一層の機能改善が図られます。
- - プロダクトチームのプロダクトグループへの昇格: PR TIMES事業ユニット直下にプロダクトチームを配置し、QAチームもこのグループに吸収されます。利用者のニーズに応えたプロダクトデザインをより主体的に推進する役割を担います。
- - 新たな関西支社を設立: 大阪市に新支社を設立し、関西エリアの顧客拡大を目指します。この支社は営業機能を中心に展開し、さらなる地域浸透を図る予定です。
人事異動の概要
組織改革に伴い、主要な人事異動も発表されました。
- - 執行役員Tayori事業部長には竹内一浩氏が、カスタマーリレーションズ部長には三浦和樹氏が就任し、柔軟な営業体制を確立することを目指します。
- - PR TIMES事業ユニット開発部のCTOには金子達哉氏が、VPoEには櫻井慎也氏が就任します。
組織の強化・持続可能な成長へ
このような組織改革は、PR TIMESが将来的にさらなる成長を遂げるための戦略的なステップと言えます。新体制の構築を通じて社員の意欲やスキルを最大限に引き出し、業績の向上とともに、より良い働き方を実現することを追求しています。また、変化の激しいビジネス環境においても、持続可能な成長を実現すべく、柔軟かつ迅速な対応力を備えた組織を目指しています。これからのPR TIMESに期待がかかります。