渋谷のWeb3拠点、Centrumがブロックチェーンノード運用に関する新プロジェクトを発表

Centrumが推進するブロックチェーンノード運用プロジェクトの詳細

渋谷にある「Centrum」は、2025年2月から始まるブロックチェーンノード運用プロジェクトの初期スポンサー企業を発表しました。このプロジェクトは、ブロックチェーンおよび分散システムに関心を持つ開発者や学生、事業者に向けて、ノード運用の学習と実践の場を提供することを目的としています。非営利型のこの取り組みは、スポンサー企業の支援によって運営され、技術支援を受けることで、参加者に無料で学習機会を提供します。

ノードの重要性とCentrumの役割

ノードはブロックチェーンネットワークの基盤を支える重要な存在ですが、その運用には高度な知識が必要です。Centrumでは、参加者に対して実践的な体験を通じてノードの構築・運用を学べる環境を提供します。具体的には、Centrum内でのハンズオン体験を中心にしたプログラムを設計しており、開発者や興味のある社会人が実際の環境で学ぶことができます。

このプロジェクトは、次の三つの要点が柱となっています：
1. リアルな環境での学び - 実機や実ネットワークの運用を通じて、実体験を重視。
2. 非営利型のモデル - スポンサーによる資金支援やボランティアによる技術支援を受け、学習機会を無償提供。
3. コミュニティ主導の運営 - 開発者や学習者が中心となり、分散型で運営される体制。

こうした取り組みにより、「ノード運用ができる人材」を増やし、Web3インフラへの参加意識を広めることを目指しています。

対応するブロックチェーンネットワーク

現在進めている対応チェーンには、Ethereum Hoodi TestnetやMonero、Tezosがあります。今後はLightningやAvalancheなどのネットワークも追加予定です。ノードの稼働状況や構成に関する情報は、GitHubやプロジェクトポータルで公開される予定です。

プロジェクトの初期スポンサー企業

プロジェクトを支援する初期スポンサーには、以下の企業が名前を連ねています：

- Ethereum Japan: 日本国内でEthereumの普及活動を行う非営利団体。定期的なイベントや情報発信に力を入れています。
- Fracton Ventures: Ethereumエコシステムに特化したインキュベーターで、これまでに40チーム以上の支援実績があります。国内外の投資家からの資金調達も行っています。
- Avalancheブロックチェーン: 高性能なブロックチェーンプラットフォームを提供するAvalancheは、スケーラビリティに優れた構造が特徴です。
- CryptoBaby: Web3インフルエンサーとして活動し、暗号資産コミュニティにも貢献。

さらに、Geodeworkのグラントプログラムに採択され、支援金も獲得しています。この協力により、技術継承や人材育成に寄与する勉強会やワークショップが実施されています。

スポンサーや開発者の募集

Centrumでは、Web3技術の進展に寄与する企業や団体のスポンサー参加を随時受け付けています。また、Linuxサーバ構築経験があり、ブロックチェーンノード構築を学びたい開発者も募集中です。特に未経験者でも大歓迎です。

スポンサーや開発者として参画することで、ノード構築の技術を習得できる機会が得られ、また自社の技術力や社会貢献を発信する場にもつながるでしょう。

Centrumについて

2023年8月に設立された「Centrum」は、ブロックチェーン分野でのコミュニティスペースとして機能しています。その目標は、国内外のスタートアップやプロジェクトに価値を提供し、文化的な資産が豊かな渋谷においてWeb3のハブとなることです。これまでに1.1万人以上の来館者を超えるなど、人気を集めています。コワーキングスペースとしての機能だけではなく、交流の場を提供することで、さらなるイノベーションを促進しています。