全国高校生政策甲子園 最優秀チームが首相表敬訪問
2025年2月17日、佐久長聖高校と東京学芸大学附属高校の生徒たちが、第二回全国高校生政策甲子園での成果を携えて、石破茂首相を表敬訪問しました。高校生政策甲子園は、公益社団法人日本青年会議所が主催し、若者の政治参加を促すための全国大会です。この取り組みは、彼らが提案した政策を通じて主権者意識を高めることを目指しています。
第二回高校生政策甲子園の概要
第二回大会は2024年に開催され、全国から253チーム753名が参加。テーマに基づく政策提案を行い、その中から最優秀チームが選ばれました。佐久長聖高校は「笑顔あふれる未来の子育て政策」部門で、東京学芸大学附属高校は「私が内閣総理大臣になった時の一丁目一番地」部門で受賞。
佐久長聖高校の提案
佐久長聖高校の提案は、特別養子縁組制度の改善を通じて、生活環境をより良くすることでした。彼らは産みたくても産めない妊婦や子どもを救済し、さまざまな形の家族が認められる社会の実現を目指しています。これに対して、石破首相は、提案が提案で終わらないように、今後の取り組みについても掘り下げるように指示を出しました。
東京学芸大学附属高校の提案
東京学芸大学附属高校の提案は「公約選挙」という新しい選挙制度でした。これは、候補者の知名度やイメージに左右されず、民意を正確に反映する方法を目指して提案されました。ここでも石破首相は、詳しい実現可能性について話し合うことを求められました。
政策への期待
今回の訪問では、生徒たちが直接政策を紹介し、次世代を担う彼らの意見が国のリーダーに届く貴重な機会でした。「もう一度お話を聞かせてほしい」との首相の言葉は、彼らの提案に対する真剣な反応を示します。
次回への期待
この高校生政策甲子園は、今後も続く予定で、2025年には「第三回高校生政策甲子園」が開催されます。新たなテーマに基づく若者たちの独創的な政策提案が期待されており、一層の盛り上がりが予想されています。
若者たちの声が国の未来を形作る一端となるこのイベントは、彼らの意見を政治に生かす大きな一歩です。次回も注目が集まることでしょう。これからの日本を担う世代がどのような提案をするのか楽しみです。