葬想式メモリアル - 新しい葬儀体験
近年、家族葬や直葬といった小規模で静かな葬送の形が選ばれるようになっています。この流れに合わせて、家族や友人と共に思い出を共有することができる新たなサービス「葬想式メモリアル」が登場しました。本サービスは、参加者が心安らかに故人を偲ぶことができるよう設計されています。
サービスの仕組み
「葬想式メモリアル」は、葬儀場の思い出コーナーに設置された55インチのディスプレイを活用します。このディスプレイでは、故人に関する思い出の写真や映像がスライドショー形式で表示され、周囲の皆さんが自然と故人を思い返すことができる空間を演出します。さらに、横にはQRコードを表示したタブレットが設置されており、参列者たちは自身のスマホで簡単に操作できます。
思い出の共有がスムーズに
参加者はQRコードをスキャンすることで「葬想式メモリアル」の専用ページにアクセスし、自身の思い出の写真を送信することができます。この機能により、直接葬儀に参加できない方も、スマホを通じて思い出コーナーを閲覧したり、写真を送信したりすることが可能です。この双方向性が、より豊かな思い出の共有体験を提供します。
継続的な思い出の演出
式主催者とも言うべき葬儀社様は、このサービスを利用することで、思い出コーナーのセッティング時間を大幅に短縮できるだけでなく、従来の写真管理に伴うリスク(写真の破損など)を軽減できます。さらに、式が終了した後も、オプションで思い出コーナーを継続的に閲覧でき、特定のタイミング(四十九日や一周忌)には特別な演出も加わることで、参列者にとってさらなる価値を提供します。
参加方法と条件
「葬想式メモリアル」を導入したいと考える式場からのトライアル導入の申込を受け付けています。今回、限定5箇所の式場に向けた募集を開始しました。興味のある方は、以下のリンクからお問い合わせください。折返しご連絡いたします。
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葬想式メモリアルのお問い合わせリンク
運営会社とメンバー
本サービスは、株式会社むじょうによって運営されています。代表の慶應義塾大学生、前田陽汰氏をはじめ、若手のメンバーが集まってプロジェクトが進行しています。彼らは、葬儀という重いテーマに取り組みつつ、現代に合った思い出の残し方を模索しています。
メンバー紹介
2000年生まれの島根県出身。清水唯一朗氏の研究室でオーラルヒストリーを学び、NPO法人の立ち上げを経て、株式会社むじょうを設立。
プログラミング系の背景を持つ慶應義塾大学生。オンラインディベートサービスの開発経験があり、多才な能力を集結しています。
フリーランスデザイナーとしての活動を通じ、経済格差や教育格差の解消を目指しており、デザイン面からも葬儀文化を見直すアプローチを行っています。
私たちの新しい試み「葬想式メモリアル」を通じて、故人を偲ぶ温かい時間を一緒に作りませんか。皆様のご参加をお待ちしております。