七十七銀行の挑戦
2024-11-08 03:18:54

ゼロトラストソリューション導入で業務環境を革新する七十七銀行の挑戦

七十七銀行、NTT Comのゼロトラストソリューションを導入



株式会社七十七銀行(以下、七十七銀行)は、ドコモグループの法人事業ブランド「ドコモビジネス」を展開するNTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)からゼロトラストソリューションを導入しました。この新たな取り組みにより、安全性と利便性を両立させた業務環境を整えることで、銀行ビジネスのデジタル改革やセキュリティ対策の強化を目指しています。

背景



現代の地域金融機関は、少子高齢化や人口減少が進む中、マーケットの縮小に直面しています。また、顧客のライフスタイルの変化やデジタルトランスフォーメーション(DX)の進展によって、他業種からの参入が相次ぎ、状況はますます厳しくなっています。このような環境の中、地域金融機関は競争力を維持するために、顧客体験の向上や地域企業のデジタル化支援、さらに地域のSDGs(持続可能な開発目標)への寄与が求められています。

一方で、限られた人的リソースでこれらの目標を達成するためには、業務の効率化が不可欠です。デジタル化とデータ活用を進めるためには、効率性と安全性を同時に確保するための強固なセキュリティ対策が必要とされています。七十七グループは「未来を切り拓くリーディングカンパニー」として、10年間の経営計画「Vision 2030」を設定し、デジタル改革に取り組んでいます。

本ソリューションの概要と特長



今回導入されたゼロトラストソリューションは、行員が利用する端末、ネットワーク、セキュリティ、そして運用サービスを一体的に提供するものです。以下に主な特長を紹介します。

1. 新型端末による業務環境の改善



業務用端末として、従来のシンクライアント端末に加え、セキュアFAT端末の導入が行われました。セキュアFAT端末はネットワークへの常時接続が不要で、利用者に快適な業務環境を提供し、業務時間の短縮を実現します。

2. 安全なネットワーク構築



ネットワークはNTT Comの閉域サービス「Arcstar Universal One」を基盤にしており、インターネット接続にはクラウド型のUTM(Unified Threat Management)とプロキシを導入しています。これにより、外部サービスへの安全なアクセスが可能となり、さらなるセキュリティが提供されます。

3. 常時監視体制の強化



NTT Comの総合リスクマネジメントサービス「WideAngle」によって、セキュリティリスクが発生した際には即座に対応が可能です。専門家による原因分析も行う体制が整っています。

今後の展開



七十七銀行は「Vision 2030」の実現に向け、デジタル改革を引き続き推進していきます。業務の効率化や高度化を進め、新たな付加価値の創出や顧客体験の向上を目指します。これにより、地域課題の解決にも貢献することを目指しています。

また、NTT Comも本ソリューションを全国の地方銀行に展開し、サイバー攻撃に対抗しつつ、業務効率の改善に向けたデジタル改革を推進していく方針です。

  • ---
この取り組みにより、七十七銀行が地域金融機関のデジタル改革を確かなものとし、信頼性の高い業務環境を実現することが期待されています。今後の動向に注目です。


画像1

会社情報

会社名
NTTコミュニケーションズ株式会社
住所
電話番号

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。