最近、立命館大学とFC今治高等学校里山校が「探究学習と大学の学びとの接続に関わる共同研究会」を設立し、atama+を用いた新しい高大接続プログラムの開発に取り組むことが報告されました。この取り組みは、社会環境が激変している現在、主体的に行動し、新たな価値を生み出せる多様な人材の育成が求められる中で行われています。
文部科学省もこの流れを受け、学習指導要領の見直しを進めており、探究学習を取り入れることで、生徒が自主的に学ぶ能力を高めることを目指しています。しかし、大学入試を経てからの学びや、高校から大学へスムーズに移行することはまだ十分ではありません。この問題を解決するために、立命館とFC今治高校里山校は共同で研究会を設立し、教育プログラムを整備していくこととなりました。
特に、問題解決に対する意識を高め、大学の学びが社会への貢献につながるような新たなプログラムを模索しています。これにより、高校卒業後も引き続き探究心を持ち、入学後の学びを深化させることが可能になります。
atama+を牽引するatama plus株式会社は、2020年から立命館との連携を行い、特にAI技術を用いた教育手法の開発に取り組んできました。近年、atama+を活用した「UNITE Program」が導入され、実際に多くの学生がこのプログラムを通じて大学入試に挑戦しています。このプログラムは、AI教材を使用して指定された単元を学ぶことで、AO選抜入学試験に必要な要件を満たすことができます。
「UNITE Program」は、学ぶ内容が細分化され、基礎学力を高めることを目的としています。これにより、学生は自身の興味に基づき、より深く学びを進めることができるのです。2023年度の試験からは、全国36都道府県より多くの学生がこのプログラムを受講するなど、高い関心を集めています。2025年度にはさらに多くの学部でもこのプログラムが導入される予定です。
また、「探究学習と大学の学びとの接続に関わる共同研究会」は、立命館とFC今治高校が、人材育成と社会課題の解決に取り組むために設立されました。この研究会では、社会的な課題に対する理解を深め、学生が主体的に大学の学びに取り組むことができるような教育プログラムを開発することを目指しています。
atama plus株式会社は、教育における変革を推進する企業として、様々な教育サービスを提供しています。AIを利用した教育プログラムは、基礎学力向上のための効率的な手法として注目を集めており、全国で多くの学習機会が創出されています。今回の立命館とFC今治高校里山校の取り組みは、教育界に新たな風を吹き込むことが期待されています。