全国の社会福祉協議会向けクラウドサービス開発開始のお知らせ
株式会社ヴィンテージは、全国各地の社会福祉協議会(社協)向けに新たなクラウドサービス「ウェルビーイングワン貸付管理」の開発をスタートしたことを発表しました。この新サービスは、社協における生活福祉資金貸付事業やその他の貸付関連業務に特化しており、相談記録から貸付金の管理、さらには集計作業に至るまでを一元的に管理できるシステムです。
「ウェルビーイングワン貸付管理」開発の背景
生活福祉資金貸付制度は、低所得者や高齢者、障害者の生活を支える重要な制度として位置付けられており、各都道府県の社協がその管理を行っています。しかし、実際の相談者や債務者との接点は、地域の市町村社協となっており、これらの組織は日々多くの問い合わせを受けています。
また、コロナの影響を受けた特例貸付については、市町村社協がその管理業務を直接担うことが求められています。現場では、相談者の登録や貸付の償還情報の管理、督促状の送付など、多くの煩雑な業務が発生し、これが担当者の作業負荷を増大させていました。さらに、相談者と債権情報が別々に管理されることが多く、情報共有が滞ることも課題でした。
このような背景を受け、株式会社ヴィンテージは、社協の業務をさらに円滑にするために「ウェルビーイングワン貸付管理」の開発に着手しました。これまでに社協業務に特化したクラウドサービス「ウェルビーイングワン相談管理」を提供してきた経験を基に、ユーザーのニーズをしっかりと反映したシステム作りに取り組んでいます。
「ウェルビーイングワン貸付管理」の特長
相談登録から貸付決定、償還、さらには督促状の宛名印刷まで、一連の流れをシステム上で一元的に管理可能です。これにより、担当者が変わってもスムーズな情報共有が実現します。
宛名ラベルの一括印刷や相談記録からの実績集計が簡単に行えるなど、日々の手作業を減らす機能が充実しています。これにより、紙やExcelでの管理から解放され、業務が大幅に効率化されることが期待されています。
クラウドベースのこのサービスは、外出先からでもタブレットやスマートフォンで情報の入力ができることが強みです。また、同社が提供する「ウェルビーイングワン相談管理」との連携も可能です。この連携によって、複雑な問題を抱える相談者の情報も包括的に管理することが叶います。
社会福祉協議会からの期待の声
開発にあたって、実際の社協からも多くの期待の声が寄せられています。例えば、高槻市社協ではコロナ特例貸付事業に関する業務の煩雑さを訴え、システム化による効率化を期待しています。また、摂津市社協や山口市社協からは、現在の業務の手間を軽減し、より迅速な対応が可能になることへの要望が寄せられています。
価格とリリース時期
「ウェルビーイングワン貸付管理」は、1ユーザーライセンスにつき月額13,000円から提供され、4ユーザー目以降は1ライセンスあたり4,000円となります。本サービスの正式リリースは2025年の秋を予定しています。
会社情報
株式会社ヴィンテージは、全国約400の福祉関連法人に向けて業務支援ソフトを提供しており、相談管理や成年後見業務等に対応する幅広いソフトウェアを展開しています。
【会社概要】
- - 会社名: 株式会社ヴィンテージ
- - 所在地: 福岡県北九州市小倉北区浅野3-8-1 AIMビル7F
- - 代表者: 郷田和正
- - 設立: 2005年5月
- - URL: ヴィンテージ公式サイト
- - 事業内容: 福祉・医療系ソフトウェア開発
本件に関するお問い合わせは、医療・福祉ソリューション事業部までどうぞ。電話093-513-7255(土日祝を除く9:00-18:00)または、E-mail:
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