リンデンホールスクール中高学部がWorld Scholar's Cupで快挙
2025年4月29日に開催されたWorld Scholar's Cup(WSC)九州大会において、リンデンホールスクール中高学部の生徒たちが見事に世界大会への出場権を獲得しました。この大会には、福岡県をはじめとする九州各地の学校から多くの中高生が参加しており、競技種目において生徒たちはそれぞれの実力を発揮しました。
World Scholar's Cup(WSC)の概要
WSCは、2006年に設立された国際的な学術競技会で、中高生を対象にしたイベントです。学問をエンターテインメントと捉え、他国から集まった学生同士の交流や問題解決のチームワークを重視しています。現在、60カ国以上が国内大会を開催しており、日本では2012年から始まり、年々参加者数が増加しています。競技種目には、筆記試験やエッセイ作成、ディベート、クイズ形式の競技などが含まれています。
競技種目の詳細
- - Scholar’s Challenge: 個人形式の選択式問題による筆記試験。学問のテーマは毎年変わります。
- - Collaborative Writing: チームメンバー全員がそれぞれ別のテーマについてエッセイを執筆し、相互に編集し合います。
- - Team Debate: チーム対抗で行われるディベート。即興での論理構築力と表現力が求められます。
- - Scholar’s Bowl: クイズ形式の競技で、スクリーンに映る問題に対してチームで答えます。
今大会の結果
リンデンホールスクール中高学部からは中学3年生1チームと高校生1チームが参加し、チーム全体としては総合4位、個人では高校生がwriting部門で2位という素晴らしい成績を収めました。出場した生徒の一人は、「世界大会出場権が獲得できたのは嬉しいですが、メダルの数が少なかったのは残念です。留学する前に現地で学び、再度挑戦したい」と意気込みを語りました。もう一人は「上位入賞できて嬉しかったです。もっと自信を持って話せるよう努力したい」とコメントを寄せました。
実行委員会の活動
今回の大会はリンデンホールスクールがホスト校として立候補し、2025年のWSC九州大会実行委員会が発足されました。大会の準備から運営、片付けに至るまで、ボランティアメンバーが中心となって活動しました。
実行委員長を務める石橋泰輝さんは、「中学2年生の時に参加したWSCが刺激的で、その経験を九州の多くの中高生に届けたいという思いから実行委員長に志願しました。多くのボランティアの協力によって、無事に大会を成功させることができ、本当に良かったです」と振り返ります。
リンデンホールスクールの教育理念
リンデンホールスクールは2004年に開校し、独自の「和魂英才」の教育方針のもと、急速に変化するグローバル社会に対応できる人材育成を目指しています。英語イマージョン教育によって、バイリンガルな能力を育むと同時に、日本の伝統や文化にも力を入れています。将来的には海外の難関大学への進学を目指し、グローバルに活躍できる人材の育成に取り組んでいます。
このように、リンデンホールスクール中高学部の生徒たちは学問だけでなく、国際的な理解や文化交流を通じて、将来の可能性を広げているのです。