アセロラ真鯛®登場
2023-10-10 11:00:02

近畿大学とニチレイフーズ、アセロラ真鯛®を通年販売開始

近畿大学とニチレイフーズが共同開発した「アセロラ真鯛®」



2023年10月10日、近畿大学とニチレイフーズが手を組んで開発した「アセロラ真鯛®」の通年販売がコロワイドグループで始まります。これは、外食チェーンとしては初めての試みであり、美味しさと持続可能な漁業に向けた新たな一歩となることでしょう。

アセロラ真鯛とは



「アセロラ真鯛」は、近畿大学が育成した新しい養殖魚で、アセロラ果汁の搾りかすを利用した餌によって育てられています。その結果、色合いが良く、生臭さが抑えられた真鯛が生まれました。アセロラに含まれる豊富なビタミンCとポリフェノールが、魚の美味しさを向上させているのです。

この新しい養殖魚の試験販売は、2021年から始まっており、今までも量販店などでその存在は知られてきましたが、この度、本格的に外食業界での販売がスタートすることになりました。

持続可能性への取り組み



近年、気候変動や飼料・エネルギー価格の高騰といった問題が水産業にも影響を与えています。「アセロラ真鯛」は、飼料の一部にアセロラの搾りかすを用いることで、持続可能な養殖を実現している点が特筆すべきです。今後もこれらの観点から、新たな水産業の形を模索していくことでしょう。

販売情報



この「アセロラ真鯛」は、コロワイドグループが運営するいくつかの店舗で販売されます。具体的には、回転すし業態である「にぎりの徳兵衛」や「海鮮アトム」、「廻転すし海へ」といったチェーンにおいて、2023年10月10日から販売が開始されます。また、販売価格は390円(税込)で、アセロラ真鯛が二貫、その美味しさを手軽に楽しむことができます。

さらに、「アセロラ真鯛」の販売と同時に、近畿大学が開発したハイブリッド養殖魚「ブリヒラ®」も期間限定で提供されます。この魚は鰤(ぶり)と平政(ひらまさ)の特性を併せ持っており、その上品な味わいは、魚介類好きにはたまらない一品です。「ブリヒラ®」は540円(税込)で、こちらもぜひ味わってみたいところです。

今後の展望



近畿大学とニチレイフーズの共同研究は、アセロラ真鯛の開発だけに留まらず、今後も新しい水産物の開発に繋がることが期待されています。持続可能な養殖の未来を見据えた取り組みは、他の魚類や食品業界にも刺激を与えることでしょう。多くの人々に愛される新しい養殖魚の登場に、これからも注目が集まります。

会社情報

会社名
株式会社コロワイドMD
住所
神奈川県横浜市西区みなとみらい2-2-1ランドマークタワー12階
電話番号
045-274-5978

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