選手と災害支援
2022-07-26 18:55:17

プロ野球選手と共に災害を乗り越えるための新たな挑戦

プロ野球選手と共に挑む災害支援アクション



日本プロ野球選手会と公益社団法人Civic Forceがタッグを組み、災害時の緊急対応や復旧・復興、そして防災に取り組むプロジェクトが始まりました。この活動は、「日本プロ野球選手会災害支援基金」、通称「選手会ファンド」として知られています。特に、全国各地で頻発する大規模な自然災害に対して、より一層の備えを必要とするという背景から発足しました。

2022年7月に行われた日本プロ野球選手会の総会に合わせて、ふるさと納税を通じたクラウドファンディングがスタート。目標金額は200万円で、募集期間は2022年7月15日から10月12日までの90日間。この資金は、選手会ファンドを通じた緊急支援活動や防災活動に活用されます。

地域での活動と支援



佐賀県は、過去に二度の豪雨災害に見舞われた地域で、地方の復興に向けた意識を高める必要がある場所です。Civic Forceは、この災害支援を行う組織として九州全体の復旧活動を支えており、メディアや地域社会にも広く参加を呼びかけています。

「大規模な災害が全国で相次ぐ中、被災後の支援だけでなく、普段からの防災意識を高めることが重要です。」これが、選手会ファンドが立ち上がった理由です。選手会ファンドは、これまで10年以上にわたる災害支援の活動を通じて得た知見をもとに、一般市民に向けた防災意識の向上を目指しています。

具体的な活動内容



選手会ファンドとしての活動は、急な災害に対応するための現地調査や支援、また、被災地の復旧・復興、さらには防災マニュアルの周知など多岐にわたります。具体的には、2022年3月に佐賀県で行った「みんなDE防災」という防災イベントや、福岡県での野球イベントでの防災プログラムなど、地域の企業と連携して積極的に活動を展開しています。

このような取り組みを通じて、参加者たちは楽しみながら防災について学び、自助・共助の考え方を育んでいます。さらに、プロ野球選手とのコラボレーションによって、野球ファンを巻き込んだ形での防災意識の向上が図られています。

過去の実績と今後の展開



第一弾となるクラウドファンディングでは、1100万円以上の寄付が集まり、多くの支援が実現しました。佐賀県の特産品を返礼品として用意することで、地域の活性化にも寄与しています。これからもプロ野球選手と市民が一体となって、防災に対する理解と意識を深め、より安全な地域社会を築いていくことが求められています。

8月に予定されている大分県別府市での防災イベントも注目されています。今後、さらなる広がりを見せることが期待されています。

この取り組みから、日本プロ野球選手会とCivic Forceが一緒に災害支援を行う意義の重要さが伝わります。地域に根ざした活動として、被災地に寄り添い、未来へとつながる支援を行うことが求められているのです。

会社情報

会社名
公益社団法人Civic Force
住所
東京都渋谷区富ヶ谷2-41-12 富ヶ谷小川ビル2階
電話番号
03-5790-9366

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