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ミュージック×ショートフィルムの融合！SSFF & ASIA 2011 音楽Short部門レポート

2011年、アジア最大級の国際短編映画祭であるショートショート フィルムフェスティバル & アジア（SSFF & ASIA）にて、音楽とショートフィルムの新たな化学反応が生まれた。その名も「ミュージックShort部門」。本企画は、日本の「ジャパン ミュージックShort（JMS）」と韓国の「韓国ミュージックShort（KMS）」の2つのプログラムで構成され、日韓を代表する豪華アーティストたちが参加した。

JMS：日本の音楽シーンを彩る才能が集結

JMSでは、Superflyの新曲をもとにしたショートフィルムが世界初公開された。他にも、Every Little Thing (ELT)、GIRL NEXT DOOR、クラムボン、栗山千明といった実力派アーティストの楽曲が、独創的なショートフィルムとして蘇った。
特に注目を集めたのは、GIRL NEXT DOORの楽曲「サイレントスクリーム」を題材にした作品。水嶋ヒロが原作と脚本を手掛けたことでも話題を呼んだ。また、栗山千明主演の「コールドフィンガーガール ROCK SHORT FILM」は、彼女の個性的な演技が光る作品となった。さらに、ニコニコ動画で人気を博したアニメ「中学星」とNovoiski feat. TOESON89×三上枝織の楽曲「ジュニア☆スター」がコラボレーションした作品も上映。

その他、サカナクションの楽曲「ルーキー」を題材にした、ボーカル山口一郎自らが主人公のトリップ・サスペンス作品や、Every Little Thingの「STAR/MOON」を題材にした切ないラブストーリーなど、バラエティに富んだ作品が上映された。

JMSプログラムでは、アーティストのオフィシャルミュージックビデオ（PV）に加え、音楽レーベル各社から正式にエントリーされた楽曲をもとに製作されたオリジナルショートフィルムも上映。これらの作品は、「ミュージックShortクリエイティブ」として紹介され、新たなショートフィルムの形を探究する試みとして注目を集めた。

KMS：韓国のミュージックビデオ界のトップランナーが来日

KMSプログラムでは、韓国ミュージックビデオ界のパイオニアであるチャン・ジェヒョク監督が来日。韓国の人気ポップアイドル、Wonder Girlsや、人気オーディション番組出身のソ・イングクらのミュージックShort作品を携え、日本の観客を魅了した。韓国ミュージックビデオの最新情報に詳しいラジオDJで韓国大衆文化ジャーナリストの古家正亨氏がMCを務め、上映を盛り上げた。

上映された作品は、Wonder Girlsの「2 Different Tears」やソ・イングクの「愛してるU」など、韓国のトレンドを反映した作品ばかり。チャン・ジェヒョク監督の卓越した演出が光る作品群は、日本の観客にも大きなインパクトを与えた。

SSFF & ASIA 2011：音楽と映像の融合が新たな可能性を切り開く

SSFF & ASIA 2011のミュージックShort部門は、音楽とショートフィルムという異なるジャンルの融合によって、新たな表現の可能性を示した。豪華アーティストと才能あふれるクリエイターたちのコラボレーションは、観客に忘れられない感動と興奮を与え、映画祭をさらに盛り上げた。この試みは、今後の音楽と映像表現のあり方に大きな影響を与えるだろう。

イベントは、表参道ヒルズ スペース オー、ラフォーレミュージアム原宿、ブリリア ショートショート シアター（横浜）など複数の会場で開催され、多くの観客を動員した。

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