マンダムの快挙
2025-12-12 15:28:18

マンダムが日本化粧品技術者会で最優秀ポスター賞を受賞

マンダムが日本化粧品技術者会で最優秀ポスター賞を受賞



株式会社マンダムは2025年12月8日から10日にかけて開催された「第3回日本化粧品技術者会(SCCJ)学術大会」において、特に優れたポスター発表に贈られる最優秀ポスター発表賞を見事に受賞しました。この受賞は、マンダムと大阪大学大学院薬学研究科先端化粧品科学共同研究講座が協力して行った研究に基づいています。研究テーマは「皮膚炎症時における、一次繊毛の形成シグナル解析」です。

受賞した研究



受賞者は、マンダム所属の中奥絢音研究者です。彼女はスキンケア研究所のクレンズケア製品開発グループに属しており、今回の大会中に69件の演題の中から選ばれました。これは化粧品分野における研究の発展と活性化に貢献するもので、大会の関心を一層高める結果となりました。

この研究グループは、世界で初めてヒト初代免疫細胞に「一次繊毛」と呼ばれる細胞小器官が存在することを発見しています。2023年にはその成果が発表され、注目を集めました。

今回の研究では、ウリ科植物に含まれる成分、ククルビタシンⅡaが細胞のアンテナとも呼ばれる一次繊毛の形成を抑制することが明らかになりました。この抑制は、ERK(Extracellular signal-Regulated Kinase:細胞外シグナル調節キナーゼ)の不活性化によって引き起こされることが示されています。

研究の意義



この研究の見地から、ククルビタシンⅡaは皮膚のバリア機能の正常化に寄与する可能性が示唆されており、今後のスキンケア商品や抗炎症剤としての応用に期待が寄せられています。マンダムはこの結果をもとに新しい価値を創出し、さらに生活者に役立つ研究を進める意向を示しています。

今回の発表は、大阪大学大学院薬学研究科先端化粧品科学共同研究講座の鳥山真奈美特任准教授、東京大学医科学研究所の石井健教授、名古屋市立大学大学院医学研究科の森田明理教授との共同研究に基づいています。このように、複数の大学と連携を図りながら進められた研究は、今後のスキンケアや皮膚疾患治療薬に大きな影響を与える可能性があります。

今後の展望



マンダムは、革新的なアプローチを通じて、皮膚疾患の治療薬や先進的なスキンケア商品を開発することを目指しています。今後も博識な研究者たちと連携しながら、人々の生活をより豊かにする研究を続けていくことでしょう。本受賞は、化粧品業界におけるマンダムの地位をさらに確固たるものにすることでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社マンダム
住所
大阪府大阪市中央区十二軒町5-12
電話番号
06-6767-5021

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